ネットワーク対応HDDの購入/ネットワークオーディオの構築(3)
オーナーズブログ「ネットワークオーディオ構築編」について説明していきます。
前回までの時点で、ヨドバシアキバの店員さんのアドバイスのおかげで、購入するオーディオ機器をある程度、絞ることができました。
今回は、ネットワークオーディオを構築するにあたって、曲データを保存しておくためのネットワーク対応ハードディスク(NAS)の購入の経緯について説明していきます。
今回、購入したNASは、
詳細な仕様に関しては、メーカーの製品情報を閲覧してください。
NAS を購入したのは実に7年ぶり。
今まで使っていたのは、容量250GBのアイ・オー・データのNAS(HDL-250U)に改良を加えて使ってきましたが、さすがに時代にそぐわぬ容量の少なさに加えて、100Base-TXのネットワークスピードの遅さにイライラして、新しいNASを購入することにしました。
もちろん、理由はそれだけではありません。
このNASを購入したもうひとつの理由は、ネットワークオーディオを構築するにあたり、DLNAに対応したNASである必要があったからです。
DLNA規格の登場により、テレビやハードディスクレコーダー、ブルーレイなどの家電機器とパソコンとの相互接続が簡単に行えるようになりました。
曲データを置いておく保存庫としてのNASをDLNAサーバーと呼び、サーバー上に保存された曲を再生するクライアント側=ネットワークプレーヤーのことをDLNAクライアントと呼びます。
要は、サーバー上にDLNAサーバーソフトさえインストールされていれば、どんなパソコンであれ、NASであってもDLNAサーバーになれる=DLNA対応になるのです。例えば、人気のubuntu にDLNAサーバーソフトをインストールすれば、それがDLNA対応の簡易NASとなります。
ただ、自宅サーバーにDLNAサーバーを立ててうんちゃらかんちゃらと遊ぶ気力は最近はすっかりなくなってしまったので、それならば最初からDLNA対応のNASを買ったほうが手っ取り早い!ということで、今回のNASを購入したというわけなのです。
HDL-A2.0の容量は2TBです。
音源は、FLACファイルでデータ保存していく予定ですが、2TBもあると容量はまず使い切らないので、その時はDTCP-IPにも対応しているのでテレビ録画用の保存庫として使用してもいいかなと思っています。
予算が許せば、ネットワークオーディオや企業間で信頼性の高いQNAP の NASが欲しかったのですが、今回は節約のため、アイ・オー・データ製のNASで妥協しておきました。
それでもNAS(LANDISK)のコンパクト化、静音性、ファイルアクセス(コピー)のスピードの速さに、
超快適です。いままでのイライラがなんだったのかと思ってしまうぐらいです・・・。
そして特筆すべきは放熱性です。
7年前に購入して今まで使っていたLANDISK(HDL-250U)は、ハードディスクがぶっ壊れてしまうんじゃないかと思うぐらいの熱をもち、夏には常時、扇風機を使ってクールダウンさせていたほどでした。
ところが、新しく買ったLANDISK(HDL-A2.0)を稼働中に触っても、熱という熱をほとんどもっていません。これならば、弱電盤という狭い空間内に設置することに一抹の不安もありません。
以下画像が、LANDISK(NAS)を実際に弱電盤内に設置したところです。
旧LANDISK(HDL-250U)は、ちょっと故障気味で、使えないこともないけど、使っているとイライラして精神衛生上も良くないので取り外しました。
新しいLANDISKUで、DLNA機能も試しに使ってみました。使い方はいたって簡単。NASのWEB設定画面で、音楽データを保存しておくフォルダを作成し、DLNAの公開フォルダとして指定してあげるだけ。
以下の画像で説明すると、「TEST」フォルダと「YAMAHA」フォルダをDLNAの公開フォルダに指定しています。このフォルダ内に音楽データを格納しておけば、スマホからDLNAサーバー(NAS)にアクセスし、スマホでNAS上の曲を再生することできます。
以上、新しいNASも手に入ったことで、ネットワークオーディオを構築する準備が着々と整ってきました。
あとは、スピーカー、アンプ、プレーヤー等のオーディオ機器を揃えるだけですが、これからまだいくつかの障壁にぶつかることになるのです。
次回は、可逆圧縮形式であるFLACとALACについて説明していきます。