捨てコンクリート打設工事/建築日記4日目

2011年11月26日(土)/捨てコンクリート打設の工事

 

着工から5日目。天候は晴れ。昨日までの時点で砕石工事までが完了しています。

今日は、捨てコンクリートの打設工事を行いました。

 

 
捨てコンクリートとは、基礎となるコンクリートを作る前に打つ、厚さ30mm~50mm程度の敷きならし用のコンクリートのことで、略して「捨てコン」と呼ばれます。

 

なんの目的で打設するのかというと、

 
構造上の意味はありませんが、基礎の底面を平らにし、基礎の中心や型枠の位置など、その後の墨出しがしやすくなるという施工上のメリットが得られます。

 

建築現場の地盤が堅くてしっかりしている場合には、工務店等の判断で捨てコンを打設しない場合もあるようですが、施主の立場からすれば手抜きなんじゃないかと疑ってしまうところです。また、捨てコンの代わりに防湿シートを敷く場合もあるようです。

捨てコンクリートがないと墨出しを行うことができないので、底面のレベルが一定しなくなる(水平が取れない)恐れがあります。

設計図に捨てコンクリートを打設するように記載されているにも関わらず、打設しなかった場合には契約違反になり、相当分の費用をひいてもらうか、打設工事を求めることができます。

スウェーデンハウスの場合は下請けの工務店にも施工手順が行き届いているはずなので、その辺は心配する必要はありません。

 

以下が、捨てコン打設時のようすです。

 

端のほうには、ポルトランドセメントがおかれていました。

 
ポルトランドセメントは、モルタルやコンクリートの原料として使われるセメントのことで、最も代表的なセメントのひとつです。

 

ポルトランドセメントの裏側に書いてあった使用方法を読んでみると以下のように書かれていました。

 

▼コンクリート用途の場合

1.本品と砂・砂利を軽く混ぜます。

2.水を徐々に加えながら良く練り混ぜます。水の量は、用途・使い勝手により加減します。コンクリートを打つときは相手側を充分清掃し、良く水で濡らしてください。

 

以上、今回の現場レポートは終了です。

 

今日は営業担当さんから、「着工金の入金確認がとれました。ありがとうございました。」との電話がありました。

ふむふむ、ちゃくちゃくと進んでいってますね。
次の入金は上棟時です。お金が・・・。

次回は、配筋用捨てコンの打設について説明していきます。

 

捨てコンクリートは構造上の強度に影響するものではなく、その後の施工上のメリットが得られます。スウェーデンハウスは、厚さ30mmで打設します。
 
 
 

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