2線式と3路配線の違い(3路スイッチ)/電気設備・配線計画

2線式と3路配線の違いについて

 

ここでは電気配線に関する「2線式」や「3路配線」という用語を簡単に説明します。

 

家造りで電気配線の打ち合わせをしていると、照明器具のスイッチを2線式にするか3路配線にするかを決めなければいけない場面が出てくると思います。

 
2線式とは片切りスイッチのことで、1ヶ所でのみスイッチのON-OFFができる配線方式です。

 

我が家のリビングの例で説明しますと、以下図のダウンライト3灯は2線式なので、リビングの入り口のスイッチでしかON-OFF できません。それは、リビングにいる時以外はリビングのスイッチは点けないだろうと判断したからです。

それに対して、

 
3路配線(3路スイッチ)とは、2ヶ所以上でスイッチのON-OFFができる配線方式です。

 

以下図は我が家の3路配線の例です。リビングの入り口にスイッチがあり、そこでダイニング照明のON-OFF ができます。また、ダイニングの近くのスイッチでもダイニング照明をON-OFFできます。

ダイニング以外に、リビングの入口でもスイッチのON-OFFができたほうが便利そうだと判断したので3路スイッチにしました。

 

ここでひとつ覚えておいてもらいたいのは、

 
2線式と3路配線では、スイッチの見た目は同じなので同じスイッチを使うのかと思いきや、そうではりません。見た目は同じだけど、スイッチの型番は異なっているのです。

 

 

設計士さんに、「ここは2線式に、ここは3路スイッチにしてください」と頼んでおけば、我々がスイッチの型番まで意識する必要はありませんが、商品によっては3路用のスイッチがラインナップされていない場合があるので注意が必要です。

2線式と3路配線の違いがわかれば、あとは便利だと思われる場所に3路スイッチをじゃんじゃん追加して行きましょう。3路スイッチにすると、スイッチの値段だけで言えば150円ぐらいコストアップしますが・・・(笑)。

 

次回は、リビングの電気配線計画について説明していきます。

 

3路スイッチは、単純にスイッチの数は増えますが、付けすぎて不便になることはありません。便利になりそうだと思われる位置に追加していきましょう。
 
 
 

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