電気配線計画の開始/契約から着工まで

2011年10月1日(土)/スウェーデンハウス 打ち合わせ

 

今回からようやく電気配線計画の打ち合わせが始まりました。

 

電気配線計画では細かい電気設備図を渡され、主に以下のようなことを決めていきます。

 

・コンセントの位置と高さ、個数

・スイッチの位置と高さ、個数

・スイッチを2線式にするか3路配線以上にするか

情報分電盤の設置方法、設置位置(設置する方のみ)

・その他、センサー、連動配線コンセント、フットライトなど

まず、コンセントの位置と高さについてですが、スウェーデンハウスでは特に指定のない限り、床面から20cmの高さのところにコンセントを付けます。

床面20cmというのは、コンセントプレートの真ん中の位置までが20cmという意味です。僕たちは、コンセントはあと少し高いほうが使い勝手が良いだろうと思い、コンセントの高さを25cmに変更しました(以下図参照)。

 

コンセントの個数については、

 
将来的に必要になりそうなすべての位置にコンセントをつけておくのが理想!

 

なんですが、つけすぎても見栄えが悪くなりますし、コストもあがっていきます。将来的に必要になりそうな位置といっても、実際に生活してみると「あー、ここにもコンセントをつけておけばよかった」と思うこともあるし、逆に「ここにはいらなかったね」と後悔することもあるでしょう。

それは、生活していくうちに当初の設計段階では思いもつかなかった生活の仕方をするからに他なりません。そうならないためにも、コンセントの個数に関してはできるだけ綿密な計画をしておく必要があるでしょう。

 

次に、スイッチの位置・高さについてですが、これは身長の高さによって各家庭でもっとも押しやすい高さに持ってくると思いますが、我が家の場合では床面から120cmの高さのところにスイッチを設置しています。

 
両手が塞がっている時、肘でもON-OFFできる高さに設定しています。

 

次は、スイッチを2線式(片切り)にするか3路配線にするか、です。

これは、「2線式と3路配線の違い」で詳しく解説していますが、わかりやすく言えば、ある照明を1ヶ所でON-OFFできるようにするのか、それとも2ヶ所以上でON-OFFできるようにするのか、ということです。

当然、2ヶ所以上でスイッチをON-OFFできるようにしたほうが便利ですが、スイッチが増えれば見た目もごちゃっとしてくるし、どれがどのスイッチかわかりづらくなってきます。

家のこと全てに共通することですが、なんでもやりすぎは良くありません。適度に2線式か3路配線かを選ぶようにしましょう。

 

その他、「かってにスイッチ」や「あけたらタイマ」などの機能的なスイッチを導入したり、安全・安心のためにフットライトや保安灯、通信系器具のマルチメディアポートや情報分電盤、調光器、センサ付換気扇など、生活に便利な電気設備はたくさんあります。

建物完成後に「あーあれもつけておけばよかったー」と後悔のないよう、電気設備もしっかりと勉強して、自分たちの家に必要なもの、そうでないものを取捨選択して選ぶようにしましょう!

電気設備器具を勉強するには、パナソニックのカタログがオススメです。まずはカタログ請求をして、そのカタログにひと通り目を通して電気設備にはどんなものがあるかを知ることが大切です。

 

次回は、2階洗面所のクロスについて説明していきます。

 

スイッチ、コンセントの数や位置は入居後にもっとも後悔しやすいところ。シミュレーションを行って、新居に生活しているイメージを明確に膨らませよう。
 
 
 

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