資材搬入・墨入れ作業/建築日記46日目

2012年1月6日(金)/正月明けの最初の木工事

 

スウェーデンハウス工事46日目。

年始初めの時点で、圧縮強度試験までが完了しています。

 

今日は、これから本格的に始まる木工事に向けて資材の搬入間仕切り工事24時間換気システムの位置決めなど、軽微な変化が見られました。

 

まず、玄関ドアが取り付けられていました。レバータイプのドアノブは、綺麗なゴールド色です。玄関ドアが汚れたり傷ついたりしないように、厚手の段ボールで養生されていました。

スウェーデン語でなにか文字が書かれていることから、はるばるスウェーデンから輸入されてきたものであることがわかります。

 

中に入ると、スウェーデンハウスの環境方針環境行動連絡書を記した掲示が置かれていました。

 

環境方針は以下のように書かれています。

スウェーデンハウスは、環境先進国スウェーデンの住思想を背景に、天然木の香りあふれる家づくり、省エネ・快適性能の追求、住宅の機能と価値の長寿命化、日本の風土への調和と融合を推進します

ふむふむ、なんだか頼もしい限りです。それと環境行動連絡書の現場作業員に対する訓告に、ざっと目を通しておいたほうがいいと思います。

 

家の中では、パナソニックの担当さんが作業をしていました。今回、初めてお会いする方でした。どうやら24時間換気システムを設置するにあたり、給気グリルの取り付け位置と向きを床に墨入れしていました。

24時間換気システムについては、「24時間換気システムの概要」を参照してください。

 

「S」と書かれているのは「SUPPLY」の略で、天井面に取り付ける給気グリル(給気口)の位置を表しています。ここから新鮮な空気が供給されます。以下写真は入居後の写真です。給気グリルは。各居室に最低1ヶ所、LDKのような広い空間になるとリビング、ダイニング、キッチンと3ヶ所ぐらい設置されます。

 

24時間換気システムの本体である熱交換気ユニットの取り付け位置も記されていました。1階と2階で別々に換気するため、熱交換気ユニットの本体は上下階の天井裏にそれぞれ1つずつ配置されます。

 

リビング開口部の天井面には、他のものとは見た目に明らかに異なる梁(はり)が2~3ヶ所ほど見えています。そこには、iLevel Trus Joist TimberStrand 1.50 と書かれています。

リビングの大空間を横方向に支えている梁に見えますが実際のところはよくわかりません。そして、設計図上ではDNと表記される下がり壁は、積層集成材であることがわかります。

この積層集成材は、2x4工法上、「まぐさ」と言われる部位に相当し、 入り口や窓の開口部などの上に取り付けられた横架材のことです。

 

ホールダウン金物を取り付けるため、リビングの隅のグラスウールが一時的に取り外されていました。

ホールダウン金物とは、地震、台風などの引き抜き力に対抗するために、基礎と縦枠を緊結するための金物です(詳しくは、「アンカーボルトの設置」を参照)。

 

ホールダウン金物が取り付けられている箇所を拡大してみると、以下写真のようになっています。

 

バルコニードアの隙間からは、断熱材がしっかり詰めこんであるのが確認できます。これは、外壁パネル内に最初から入っているグラスウールで、スウェーデンの工場で充填されてきたものです。

スウェーデンハウスの場合、外壁パネル内のグラスウールの厚みは120mm密度は24kg/m3の高性能グラスウールを使用しています。

 

キッチンの勝手口には、パントリーの柱となる構造材ができあがっていました。 この構造材は、ツーバイフォー材よりも厚みも幅もある45mmX120mmの木材を使用しています。

 

2階にあがって僕の部屋を見てみると、前回、クローゼットの高さが違うと大工さんに指摘した部分が、きちんと直っていました♪ 仕事が速いですね。

 

こちらが前回、間違っていた時のクローゼットの高さです。

 

クローゼット内には、温度センサー付き換気扇の取り付け位置を記す墨入れがしてありました。クローゼット内にサーバー用パソコンを入れる予定なので、パソコンの熱暴走を防ぐため、温度センサー付きの換気扇を導入しました。

 

以上、正月明けの工事の紹介でした。

早く外壁サイディング材と屋根材の瓦が付いて欲しいです。正月休みで1週間も動きが無かったせいか、変化を求めています!(笑)

 

次回は、上棟前確認について説明していきます。

 

基礎と縦枠を緊結するホールダウン金物の設置は忘れてはならない重要な作業。現場監督に頼んで、きちんと設置されているか確認しておこう。
 
 
 

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