家造りで1番大切なこと/建築日記編
今日は、ミサワホームでの2週間ぶりの打ち合わせでした。
前回の日記で書いたとおり、ミサワホームで詳細見積もりをだしてもらうために105,000円の預り金を支払いました。このお金は成約に至らない場合は全額返金してもらえます。今週は、その詳細見積り額を確認しに柏のショールームまで行ってきました。
最初は、おじいちゃんデザイナーが対応してくれて、設計図をもとに家の間取りについて解説してくれます。かなり詳細なところまで詰めてあり、設計図もとても見やすくなっていました。この段階ではミサワホームの設計図が最も見やすいかなと感じました。
とはいっても、間取り自体が変更になってしまった部分もいくつかあり、先々週の要望が必ずしもすべて取り入れられてるわけではなかったのが少々、残念なところではありました。
特に、階段をゆったりめにしてもらったことで通常の段数の15段から16段に増えてしまったことや、階段部分が北側に数十センチほど出っ張った設計になってしまったことは残念な改悪です。
今まで、おじいちゃんデザイナーを神と崇めんばかりに尊敬していましたが、今回の修正案を見て「あ、やっぱりおじいちゃんも人間だったんだね」と思いました。
しかし、今回は様子見しようという意図もあり、間取りに対してあまり突っ込んだ質問はせずに、ただひたすらに設計図の説明を聞いていました。
その後で、ミサワホームの営業担当とチェンジして、価格の内訳についての説明を聞きます。躯体、太陽光発電、エコキュート、外構、カーテン、照明など一通りを含む金額の総額を出してもらいました。
それはインターネットで調べまくって、ミサワホームの坪単価がどれぐらいで、何%ぐらいの値引きをしてくれるかを事前に把握していたからです。一般的には、最大で15%ぐらいの値引率という話。実際、僕たちに提示された値引き額も13.7% でした。
話は少しズレますが、ミサワホームは、建築資金プレゼントというキャンペーンも行っています。応募して当選した方には1000万円、もしくは300万円の建築資金がプレゼントされるというものです。
そりゃ、誰だって1000万円の建築資金を当てたいですよね。僕たちも当然、応募しましたが、まぁ、宝くじにあたるようなもので見事に外れました(笑)。
300万円の建築資金のほうも外れてしまったはずなのですが、営業さんと値引き交渉の話になったときに、彼は僕たちが想像もしていなかったセコい方法で値引きをしてきたので、僕たちは一瞬、言葉を失ってしまいました。
300万円を当選したことにするって・・・なんという値引き方法なんでしょう。インターネットで調べてみると、この値引き方法は僕たちに対してだけではないようです。
それだけではなく、人気設備の割引や自社の割引制度を「さも特別に・・・」といった感じに見せかけて割り引いていくんです。
といった具合にしてどんどん値引いていきます。値引きそのものは施主にとっては嬉しいことだけど、そんな風にいわれて値引きされても胡散臭いだけだし、単に最初から金額の上乗せしてただけじゃないの?としか思えなくなってきます。
また、営業さんの話し方もいかにも恩着せがましくて、鼻につくんです。
ミサワホームの営業マンには、ランクごとに「銅メダリスト」、「銀メダリスト」、「金メダリスト」、そして無冠の営業マンがいます。販売実績に応じてメダルのランクが決められているのです。これは名札に記載されています。
僕らの担当だった営業さんは銅メダリスト。確かに話が上手で売り慣れている感じがするのですが、逆にその口のうまさが災いして言わなくてもいいことまで言ってるような気がしてしまいました。だからこその銅メダリスト止まりなのか!?と思ったりも。
この値引き方法によってミサワホームのイメージはどんどんと悪くなっていき、ミサワホームのダークなイメージばかりが独り歩きしていきました。
ミサワホームは、家としてはいいものを作っています。それだけに販売の仕方、値引きの仕方などが本当に残念だなと感じました。彼は30代前半の営業さんでしたが、これまでにいろいろな営業さんを見てきて思ったことがあります。
ということです。自分が30代だからこそ、なおさらそう感じるのかもしれません。
もし本気で納得のいく家を建てたいなら40歳以上の営業マンを選ぶことをオススメします。経験値もあるし、安定感もあります。でも、50代の営業マンまでいくと逆に夢がなくて、現実的な意見を言う営業マンが多い印象を受けました。
ちなみに、今日の打ち合わせまでの2週間、ミサワホームの営業担当からは電話やハガキなどの一切の連絡もなく、放置されっぱなしの状態でした。その2週間の間に、僕たちはスウェーデンハウスとの友好を深めていったわけですが・・・。
家造りにおいて、2週間も放置されたら他のメーカーに契約を奪われてしまう可能性が高いということを営業マンはきちんと心得ておく必要があると思います。
スウェーデンハウスの場合、土日のどちらかに打ち合わせをすると、必ず水曜日あたりに先週話した内容についてのハガキが届きます。しかも直筆です。とても心がこもっています。
このハガキが届くのを楽しみにしていたりもします。
僕は、ここまでのハウスメーカー選びの過程で見えてきたことがひとつだけあります。
ということです。
この人となら家を建てていける、そう思える人を見つけることこそが家造りの最大の近道であると、僕は信じて疑いません。
とりあえず、ミサワホームに関しては次回の打ち合わせの予定をいれてきませんでした。
単純に相見積もりのデータだけが欲しかったということもありますが、それ以上に、これから先もミサワホームのこの営業マンさんと一緒にやっていけるだろうかと考えたとき、120%無理だろうなと感じたからです。
打ち合わせ記録ももとらず、僕のパーソナルな情報も聞かず知らず、時間のあいたときにだけ登場する営業マンに、家造りのすべてをまかせられるでしょうか。
僕の中で、いや、僕たちの中で、ミサワホームは消えつつある存在になってきました。ですが、まだ完全に切ることはしません。スウェーデンハウスと相見積もりで戦わせなければいけないからです。あくまでキープとしてしばらく保持しておこうと思います。
来週は、スウェーデンハウスの2度目の宿泊体験に行ってきます。