1階床組み工事/現場監督との初顔合わせ/建築日記30日目
スウェーデンハウス工事30日目。天候は晴れ。
前回までの時点で、足場工事が完了しました。
今日からは、1階床組み工事が行われました。以下図を参照してください。、
今日は工事30日目にして、
本来なら地鎮祭のときに会う予定でしたが、現場監督の諸事情により参加できず、今日まで延び延びになってしまっていました。
用事があってこれなかったことは仕方ありませんが、それにしても、もっと早い段階で立ち会って工事内容の説明を受けたいところでした・・・。今回の立ち会いに関しても僕たちがいつ現場監督の会えるのかと催促して、ようやく成立したものなのです。
監督とは、午後12時40分に待ち合わせをしていました。
現場に到着すると、すでに既に大工さんが作業中でした。根太(ねだ)を取りつけて、床下に断熱材を敷き詰める準備をしていました。
そのため、品質の安定化、コストの削減、現場にゴミがでないなどのメリットに繋がります。
まずは、床組みの名称をわかりやすく説明するために、以下の図を見てください。ここでは覚えることが多いので心してかかってください(笑)。
床組は、土台、大引き(おおびき)、根太(ねだ)、床束(ゆかづか)、束石(つかいし)で構成されます。
まず最初に、基礎コンクリートの上に通気のための基礎パッキンがあり、基礎パッキンの上に土台が乗ります。スウェーデンハウスの場合は、防腐防蟻処理された加圧注入土台を使います。
そして、土台は基礎コンクリートのアンカーボルトに緊結されます。
次に、大引きと根太ですが、
根太は、それぞれの部位によって呼び名があり、床根太、端根太、側根太のように呼びます。床根太と平行に最端にある根太を側根太、床根太と直交する最端の根太を端根太といいます。
そして、
そして、床根太の間隔は60cmになっています。スウェーデンハウスのような枠組壁工法では、床根太間隔は65cm以下としなければならないと規定されています。床根太と側根太の間隔も65cm以下です。
スウェーデンハウスの床束は、鋼製でできているので鋼製束と呼ばれます。
上の方でも少し触れましたが、土台に使う加圧注入土台と、その下にある通気用の基礎パッキンについても説明しておきます。
一口に、防腐防蟻処理と言っても、現場で塗布する方法もあるわけですが、それだと表面の数ミリしか浸透しないため、腐食に対する耐朽性が弱いのですが、加圧注入の場合は表面から数cmほどの深さまで浸透します。それゆえに、耐朽性の強い土台になります。
加圧注入部材を使用しているメーカーで有名な会社といえば一条工務店が挙げられますが、加圧注入すると70年~75年の耐久性があると宣伝しているんだとか。詳しくはわかりません。
いまどきの家はおおよそ、このようにして通気を確保します。近所で建設中の家のほとんどの建物が基礎パッキンを使用して施工しています。
午後12時40分からはスウェーデンハウスの現場監督との初顔合わせでした。
現場監督はとても穏やかな物腰で、ほんわかした雰囲気の方でした。にこにこ笑顔で、質問したことにも的確に答えてくれます。仕事ができなそうな人だったら厳しくいってやろうと思っていたけど、ちょっと拍子抜けでした(笑)。
電話やメールの対応は遅いけど、この人なら安心して現場監督を任せられそうだなという印象を受けました(この時点では)。
門灯のスイッチの件、キッチンのコンセントの位置など、現場監督に伝えるべきことを伝えた後は、足場に上らせてもらいました。東日本大震災時に購入したマイヘルメットを、わかなちゃんが持参してきてくれていたので、2人でヘルメットをかぶって上りました。
いままでずっと下からしか見れなかったから、高い位置から見れて感動しました☆ ここら辺が二階かな?とか想像しながら足場の階段を上っていくのはとてもワクワクします。
我が家を建ててくれるのは下請けの(有)宋建さんという会社の棟梁とその弟のペアです。この大工さんたちは、つくば展示場を建てたときのコンビだそうで、その会社の中でも特に優秀で、1、2位を争うぐらいの仕事の速さなんだそうです。
それをきいて、なんだか少し嬉しくなりました。
いつも行くたびに憧れていたつくば展示場。その展示場を作った人たちが、まさか僕たちの家をつくってくれるとは・・・。なんだかとても頼もしいですね。挨拶程度に少し話しましたが、兄の棟梁はシャイな性格なようでした。
お酒が好きそうな顔をしていたので、上棟時にはお酒でも持っていってあげようかな。
今後の予定としては明朝10時より、床断熱のグラスウール充填を行うのでこれは必見。
グラスウールはすでに現場に搬入されていました。
次回は、グラスウールの充填について説明していきます。