書斎・ファミリースペースの床材決定/契約から着工まで
前回は、1階リビングの床材を決めました。今回は、書斎・ファミリースペースの床材の打ち合わせを行いました。
1階の床には、ライブナチュラルのピュアハード塗装、シカモアを選びました。2階に採用したのは、
ハードメイプルは、スウェーデンハウスの宿泊体験館に行ったときのお宅や、内覧に行った時のお宅でも使っている方が多かったので、僕たちも2階にあるファミリースペースと書斎部屋はハードメイプルを採用することにしました。
単純に、シカモアよりも財布に優しいですしね(笑)。
ハードメイプルは、別名シュガーメイプルと呼ばれ、カナダ国旗のメイプルリーフでも知られる樹種です。時を経るほどにおだやかな黄檗色(きはだいろ)に変化していきます。
木目の特徴として、鳥の小さな目が無数にあるようなバーズアイ(鳥眼杢)や縮み杢などの杢(もく)が現れます。
また、ハードメイプル特有のバークポケット(樹皮痕)もあります。バークポケットとは、床材の肌色を強調するかのようにまだらに点在している痕(あと)のことで、傷ついた身体を自ら癒した痕跡として現れたのがバークポケットなのです。
以下は、入居後のハードメイプルの写真です。ハードメイプルの写真だけ見るとシカモアの床材に似ていますが、ハードメイプルとシカモアではハッキリとした色の違い、模様の違いがわかります。
また、ハードメイプルはシカモアよりも少し赤みを帯びています。経年変化で飴色に変化していくスウェーデンハウスの建具とは相性が良いのかもしれません。
床材を決めるときは、展示場や内覧会などに行って実物を見るのがベストですが、それができない場合は、インテリアコーディネーターさんにサンプル品を用意してもらって自分の目で確認するようにしましょう。
ただし、サンプルはあくまでもサンプルなので、広範囲に敷き詰めた時のイメージはサンプル品ではなかなか想像しにくいと思います。
以上、ライブナチュラルのハードメイプル(ピュアハード塗装)の紹介でした。