あけたらタイマで防犯&節電対策をしよう!/電気設備・配線計画
前回は、主寝室とウォークインクローゼットの配線計画について説明しました。今回は、防犯に便利な「あけたらタイマ」について紹介します。
普通の24時間タイマーと異なるところは、
例えば、夜の19時に照明が点灯するようにセットしたとすると、18時30分~19時30分の間で、ランダムに点灯してくれます。いつも決まった時間に照明がつくと、「あの家はタイマーを使っているんだな」とすぐにバレてしまいますが、ランダムに点灯させることでタイマーであることがバレにくくなります。
この「あけたらタイマ」を効果的に導入するには、
鋭い方はすでお分かりかと思いますが、その理由としては時間差で照明を点灯させたり、消灯させたりすることで、在宅なのか留守なのかをかく乱させるためです。
実際には、車のあるなしを確認すれば、在宅か留守かはわかってしまうことが多いのですが、それを知っているのは近隣住民か、もしくはその家に侵入しようと事前に調査をしている泥棒ぐらいのものなので、突発的な泥棒に対しては十分に効果があります。
「あけたらタイマ」がすごいのはそれだけではありません。
どういう場所が節電に効果的かというと、
エクステリアライトは通常、室内に入ってしまうと自分たちでは見えない照明になるので、寝るときに消し忘れてしまう可能性が高い照明です。
消し忘れてしまうと、明暗センサーがついていない照明の場合は朝まで点灯し続けることになり、電気代が非常にもったいないです。
朝になって近所のひとから「電気がついてるよ~」なんて指摘されることもあるかもしれませんが、「あけたらタイマ」ならそういうことは一切なくなります。自動で点灯・消灯してくれるから、エクステリアライトの存在を意識することがなくなります。
では、「あけたらタイマ」ではなく、明暗センサをつけたらどうでしょうか?
明暗センサも確かに便利ですが、結局、タイマー制御ができないと夜間は照明がつけっぱなしになるし、太刀がわるいことに、
ということです。
日中なのに照明が点いているのはちょっと違和感がありますよね。「あけたらタイマ」ならば、時間で照明のON-OFFを制御できる点で節電には効果的ですし、自らスイッチをON-OFFしなければならない煩わしさからも解放されます。
朝まで点灯している必要がなければ、夜19時に点灯させ、深夜4時に消灯させるなど、自由に時間設定することができます。
もうひとつ、個人的に思う「あけたらタイマ」のメリットとしては
ということです。
どういうことかというと、防犯強化区域でもない限り、多くの住宅は玄関灯や門灯の類を点けていません。なぜ点けないのでしょうか。
推測する限り、「電気代がもったいない」というのが1点、「点けたら消し忘れるから」というのが2点目、「消費電力削減で環境に優しく」というのが3点目。
多くの家は、玄関灯や門灯などのエクステリアライトに、「あけたらタイマ」のようなタイマー制御装置をつけていません。タイマーがついていないと意識的に照明を点けないのが普通です。
照明を点けないとどうなるか、街全体が暗くなり、昼光色の眩しい街灯だけが街を照らし続けます。電球色の街灯なら許せますが、
そんな風に思ったりします。
しかしこればっかりは、個人がどうこう訴えてもどうとなるわけでもありません。子供がいるうちは、昼光色や青白い光が防犯のために良いと訴える気持ちもわからないもでもないからです。
これについては非常に難しい問題ですが、まぁ今では僕の意見に賛同できる方のみ賛同してくれたらいいなかと思っています。
電気設備・配線計画編は今回で終了になりますが、記事はもっと増やしていく予定です。お楽しみに~。