型枠解体工事/建築日記22日-23日目

2011年12月13日(火)/型枠解体工事

 

スウェーデンハウス工事22日目と23日目です。

前回までの内容でコンクリート打設後の養生が終わり、今回は型枠解体工事を行いました。

 

以下写真をみて分かる通り、一部の型枠が取り外されています。

 

型枠が取り付けられていた期間は、約7日間でした。もしこの養生期間が短すぎると、

 
型枠解体時に、コンクリートの角が欠けてしまったり、水分が蒸発して強度の伸びが止まってしまい、所定の強度に達しない恐れがあります。

 

特に冬のコンクリート打設は、外気温が低いために強度が出るのにも日数がかかるので、夏よりも長い養生期間が必要になります。

なので、型枠の解体にも所定の強度が確認されなければ取り外すことができません。

型枠解体前の強度確認として、通常はテストピースによる圧縮強度試験が行われますが、戸建て住宅の場合、圧縮強度試験を行わない事がほとんどなので、通常はテストピースによる確認は行われません。

画像:テストピース用型枠

 

テストピース以外の強度確認方法として、コンクリート打設時点からの温度履歴(積算温度)から圧縮強度を推定することができます。積算温度は、「(気温+10℃) X 型枠存置期間」で求めることができます。

 

角度を変えてもう1枚。素人目には、コンクリートはすっかり固まっているように見えます。

 

翌日、型枠の状況を見に行ってみると、すべての型枠が取り外されていました。型枠を取り外した際のコンクリートの断片が、ところどころに散見しています。

素人目には廃墟のように見えるので、果たして本当にうまくいったのだろうか?とちょっと不安になってしまいます。最終的には、コンクリートのバリを取ってエッジをキレイに仕上げます

 

反対側の角度からもう1枚。

 

そして型枠解体とほぼ同時進行で、根切り工事の際に掘削した土を埋め戻す作業(埋め戻し)を行っていました。

 

土を埋め戻すことによって、土で隠れてしまってもう二度と見ることはないコンクリートも出てきます。たとえ、コンクリートにひび割れが発生していようともパッと見で気づくことはなくなります。

 
大切なものは目に見えないとはまさにこのことでしょうか。

 

次回は、水道の先行配管工事について説明していきます。

 

型枠解体後は、ひび割れやジャンカ、空洞の有無を確認しよう。基礎一体打ち工法でない場合は、コールドジョイントが生じていないか要チェックです。

 
 
 

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