スウェーデンハウスは本当に結露しないのか?/暮らしのダイアリー
オーナーズブログ「暮らしのダイアリー」、第9回目の日記は、スウェーデンハウスは本当に結露しないのか?という点について、スウェーデンハウス在住歴1年3ヶ月のオーナーの視点から解説していきます。
スウェーデンハウスに興味を持たれて当サイトに訪れた方は、もしかしたらどこかで一度は「スウェーデンハウスは結露しない」という記事を読んだり、あるいは営業さんの口から聞いたことがある方も多いかもしれません。
というのも、スウェーデンハウスの謳い文句のひとつとして、
というのがあるからです。しかし、営業さんの言葉を借りて正確に申し上げるならば、スウェーデンハウスは結露しないのではなく、
なのです。なぜ、「結露しない」と言い切るのではなく、「結露しにくい」とやや言葉を濁し気味にしているのでしょうか。
それは、スウェーデンハウスとて絶対に結露しないとは言い切れないからです。つまり、いくつかの偶発性のある要因が重なれば結露が発生する可能性がある、というわけです。おそらくどこのメーカーや工務店の展示場に行っても、「結露しません」と100%言い切るメーカーは存在しないでしょう。もしあったら教えてもらいたいぐらいです(笑)。
今どきの最新住宅では、「結露しにくい」ことをアピールしているメーカーや工務店はたくさんありますが、
なぜバラつきがあるのか、それは断熱性能を表すQ値や気密性能を表すC値のように、結露しにくい基準を性能や数値で表す指標が存在しないからです。
それゆえ、窓ガラスに複層ガラス(Low-Eペアガラス)を採用していたり、ある程度の気密性能さえ確保できていれば、「結露しにくい」ことをアピールポイントのひとつとして挙げるメーカーや工務店は数知れません。
しかし、
私が知る限りでは、ほとんどないと思います。その理由は、
こんなことを書くとスウェーデンハウスのまわし者か!?なんて思われてしまいそうですが、それを実現しているのが、
以下画像は、スウェーデンハウスが配布しているパンフレットを一部抜粋して掲載したものです。スウェーデンハウスの3層ガラス窓がどのような仕組みになっているかがお分かりいただけるかと思います。
この3層ガラス窓と高い気密性能、丁寧な施工のお陰で「結露しにくい家」をスウェーデンハウスは実現しています。気密性能の高さに関しては C値がそれを実証しています。
さて、基本的な解説をしたところでここからが本題です。
スウェーデンハウスとて「結露しにくい」かどうかはカタログスペックだけで判断することはできません。実際に入居して1年3ヶ月が経った僕たちスウェーデンハウスオーナーの視点から、スウェーデンハウスが本当に結露しにくい家なのかを検証したところ・・・。
もちろん、浴室に窓がある場合は入浴中に窓が結露しますが、それも窓枠に水滴が垂れ落ちるほどではありません。結露した窓は、入浴後に2~3時間ほど換気扇を稼働させておけば、朝起きたらカラッカラの状態に戻っています。
念のため、お風呂からあがる際は木製窓枠と金属製ハンドルを拭いてから出てきますが、それも毎日のことではありません。ほんとは入浴後には毎回拭いたほうが好ましいのですが、木製窓枠に水滴が垂れ落ちているのを見たことがないので最近はつい、サボり気味になっています・・・(笑)。
また、冬になると時々、リビングの室外側の窓が結露していることはありましたが、室内側の窓に結露が発生しているのを見たことはまだ一度もありません。
このように、我が家ではまだ結露を経験したことがないのですが(経験したくもありませんが)、スウェーデンハウスオーナーさんのブログを読んでいると、結露が発生したことがあると書いているオーナーさんも中にはいるようです。
では、どのような状況のときに結露が発生するのか?というと、
などが挙げられます。
24時間換気システムが停止していると、室内の空気の循環が正常に行われず、結露が発生する場合があります。24時間換気システムは室内換気の役割の他に、結露を防止する役割を担っていることも忘れないでください。
次に、窓際に加湿器を設置したり、洗濯物を大量に部屋干ししている場合も結露が発生する原因となります。窓ガラスの近くは湿度の高い場所。そこにきて湿度が高くなる要因になるものを置けば、窓に結露が発生するのは避けられません。窓の近くにはできるだけ加湿器や洗濯物などを置かないようにしましょう。
最期に、築数年経ったお宅で結露が発生する場合もあるようです。その理由はさまざまで、3層ガラス窓のパッキンの劣化によって隙間が開き、その隙間から外気の影響を受けて結露したり、24時間換気システムの核ともいえる熱交換気ユニットの故障によって結露が発生したりするケースが多いようです。
逆に考えれば、24時間換気が正常に動作していて、窓側に結露が発生する要因がない限りは、
と言うことができるでしょう。
因みに、僕の会社の同僚は県営団地に住んでおり、冬になると毎朝ワイパーと雑巾を使って結露取り作業をするのが日課になっています。
窓にびっしょりと濡れた水滴を拭き取らずにそのまま放置しておくと、そこから窓枠やサッシのパッキン、ウッドケーシング、カーテンなどがカビたりするからです。僕が以前に住んでいたアパートも単板ガラスの窓に、極めて気密性の低い部屋でしたから、毎日の結露はそれはそれはひどいものでした。
しかし、スウェーデンハウスに入居してからはいまだ結露知らず。毎日をとても快適に過ごせています。スウェーデンハウスに住み始めてから、住環境ってほんとに大切なことなんだなと、今まで忘れていたことをふと思い出させてくれます。
皆さんもマイホームを建てられる際は、その家が結露するか否かということも判断基準に入れてメーカーを選ぶようにすると良いですヨ!
以上、これにて第9回目の「暮らしのダイアリー」は終了します。