エアコンは隠蔽配管にしよう!新築時の先行配管

2011年10月9日(金) 10:00~/スウェーデンハウス打ち合わせ

 

前回は、カーテンの打ち合わせを行いました。

今回は、エアコンの配管を隠蔽配管(隠ぺい配管)にするか、露出配管にするかの打ち合わせを行いました。

 

隠蔽配管工事とは、エアコンの管を外壁側に這わせずに、外壁に穴を開けて室外機から直接、室内の壁の中を通して配管する工事のことを指します。

 
隠蔽配管による先行配管ができるのは新築時もしくは改築時だけの特権です。

 

スウェーデンハウスでは特別な指示をしない限り、隠蔽配管で施工してくれると思います。単純にそのほうが、メーカー側としても費用を安く抑えることができるし、言葉は悪いですが金額をぼったくれる箇所でもあるからです。

上でも述べましたが、隠蔽配管の最大のメリットとしては、

 
外壁側にエアコンの配管が見えなくなるので、家の外観がスッキリする!

 

ということです。もう1点のメリットとしては、

 
管が壁内を通るため、室外機を自由な位置に配置することができる!

 

露出配管だと通常、室外機を使う部屋のそばに室外機を置くケースがほとんどなので、室外機と露出管が景観美を損ねますが、隠蔽配管にすれば目立たたない北側に室外機を持って行くことができます

その他に、エアコンの交換の度に配管工事をしなくても良いというメリットもあります。

 

このように、外観にもこだわりたいスウェーデンハウスオーナーにとっては、隠蔽配管で工事してもらったほうが好ましいケースが多いと思います。

なので、新築時に隠蔽配管をするのであれば、あらかじめしておかなければならないことが2点あります。

ひとつめは、

 
必要となるエアコンの台数を決めておく

 

なぜかといえば、新築後にエアコンをもう1台増やしたくても、建ててしまったあとでは隠蔽配管はできないからです。新築後のエアコンの増設は、露出配管で施工するしか方法がなくなってしまいます。

露出管を見せる範囲を狭くするために、室外機もなるべく部屋のすぐそばに置く必要がでてきます。

 

2つめは、エアコンを施主支給する場合に限っての話ですが、

 
購入予定の機種を決めておき、必ず設計士にその型番を伝えておく。また、設計士に伝えたのと同じ機種、もしくは同じシリーズの機種を買わなければならない

 

なぜかというと、購入する機種によっては、配管の数が異なってくる可能性があるからです。最近のエアコンはますます多機能になってきて、ダイキンの「うるるとさらら」のように、除湿だけではなく、加湿までできる機種が出ています。

加湿のできる機種で加湿機能を使う場合には、

 
加湿専用の配管が必要なため、配管が2本必要になります。

 

配管が2本必要になれば、工事費用も余計にかさんできます。

しかし、問題はそこではありません

もし打ち合わせ時に加湿機能のないエアコンを買うことを設計士に伝えていて、工事終了間際になって上位機種の「うるさら」が安くなっていたからそっちを買ってしまったということになると、加湿配管がないために「うるさら」の加湿機能は使えないことになり、上位機種を買ったつもりが余計にお金を損をしたということになりかねません。

これから家を建てられる方に覚えておいてもらいたいのは、

 
エアコン本体と室外機の取り付け作業は、引き渡し間近に行われるということ

 

着工してから引渡し間際までの3~4ヶ月の間にエアコンの価格は日々変動して安くなっていきます。だからといって、加湿機能のないエアコンを買うことを伝えていたのであれば、加湿機能のあるエアコンを施主支給してはいけないのです。

 

以上、隠蔽配管のメリットや注意点について説明してきましたが、デメリットも知っておく必要あります。

隠蔽配管のデメリットとしては、

 

・管になにかしらのトラブルが発生した時に原因の追求が困難

・修理代が高くなる恐れがある

・初期費用が高い(工事そのものは簡単なはずですがこういうところでメーカーは利益を出している)

・管の破裂、亀裂などによって水漏れの可能性がある

・水漏れした場合、断熱材が濡れてカビる恐れがある

・配管が長ければ長いほどエアコン効率が落ちる
(スウェーデンハウスでは、15m以内の長さなら施工可能)

 

などなど、最悪の事態をあげたらきっとキリがないと思います(笑)。いずれにせよ、隠蔽配管のほうが管が太陽の紫外線にさらされない分、耐久性が高いことは間違いないでしょう。

では、最後に一言でまとめてみましょう。

 
美観を重視する方なら隠蔽配管にする価値がある!!

ということでしょうか。

費用と実用と美観の観点から、隠蔽配管にするか露出配管にするかを検討してみてください。

次回は、初めてGETしたムースくんを紹介します。

 

美観上は隠蔽配管をオススメしますが、エアコンを施主支給かつ隠蔽配管にする場合は責任の所在がわかりにくいため、自己責任になるケースも!?
 
 
 

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