屋根野地板工事/建築日記37日目

2011年12月27日(火)/屋根野地板工事

 

スウェーデンハウス工事37日目。天候は晴れ。

前回までの時点で、2階壁組み工事が完了しています。

 

今日は、屋根野地板工事について説明していきます。

 

現場に到着するや否や、我が家の変化にすぐに気がつきました。ブルーの養生ネットが取り付けられていたからです。

 
養生ネットを張る目的として、作業員の転落防止、部材・建材のの落下防止、近隣住民への安全配慮降雨・防風対策などが挙げられます。

 

にも関わらず、養生ネットをつけずに工事を進めていくハウスメーカーや工務店が多いことには驚かされるばかりです。大手メーカーではそんなことはまずありえないことですが、ローコスト住宅や地元工務店では普通にありうることです。

近隣住民への安全配慮も考え、施主が頼みこんででも施工主に養生ネットをつけさせることが施主として、そして施工主として最低限のマナーであると考えます。

 

そして以下の写真を見てください。ついに取り付けられました!

 
スウェーデンハウスの謳い文句、「家は、窓から。」の垂れ幕がっ!

 

実はこの垂れ幕の件に関して、営業担当さんに事前に確認を取っていました。僕たちが家を建て始めた頃、スウェーデンハウスの謳い文句は「本物は、変わらない」に移行しはじめていました。

 
でも、僕たちはスウェーデンハウスの窓が気に入ってこの会社を選んだのだから、垂れ幕も「家は、窓から。」にして欲しい!と頼みました。

 

すると営業さんは、「大丈夫です、"家は、窓から。"の垂れ幕になります」と聞いて、その時はホッとした覚えがあります。

例えば一条工務店は、目立つ方角すべてに自社の垂れ幕を張るのに対し、スウェーデンハウスは意外と控えめで、我が家の場合も北側面にしか垂れ幕が張り付けられませんでした。もっと、デーン!デーン!と目立った垂れ幕になるのを期待していましたが、若干、拍子抜け!?

 

今日のメイン工事は、屋根の小屋組み野地板(のじいた)の張り付けでした。

 
小屋組みとは、屋根を構成している骨組みのことで、屋根の荷重や風圧力・積載荷重を柱や壁組みに伝える役割をします。
 
野地板とは垂木(たるき)の上に乗せられる屋根下地のことで、構造用合板が使われるのが一般的です。

 

わかりやすく説明するために、12日後の屋内から見た小屋組みの写真で説明します。下の写真は、切り妻屋根の斜めに勾配している箇所を写したものです。

2X4の小屋組みの基本は、垂木(たるき)と天井根太(てんじょうねだ)でトラスを形成し、野地板といわれる屋根下地(合板)を張ります。このように、

 
スウェーデンハウスでは、三角形を基本単位とした構造体「トラス」で小屋組みを作っていきます。

 

そして、屋根の1番高いところにある木材を棟木(むなぎ)といい、棟木を取りつけることを上棟(じょうとう)といいます。つまり、この棟木が取り付けられると上棟式が行われます。

 

また、強靭な金具をたくさん使って、小屋組みを建物にしっかりと固定させます。

 

外側から見た小屋組みのようすです。まだ野地板は取り付けられていません。

 

写真を撮り終え、いったん、用事をすませてから16時半ごろに再び現場に戻り、大工さんにコーヒーを2缶差し入れました。

わかなちゃんが、「少しだけ中を見させてらってもいいですか」と大工さんに聞くと、「うん、いまは危ないものはないからあがっていってもいいよぉ!」というので、我が家の内部に初潜入してきました

こちらがリビング!まさにイメージどおりの大きさです☆ 壁面があいている箇所は内壁になっており、グラスウールを充填したあとで構造用合板で閉じます。

 

リビングの反対側から見た写真。これから使う木材がリビングに運び込まれています。

 

リビング天井裏には電気配線やエアコン配管、給水・給湯配管などを通し、配管が完了するとグラスウールを充填していきます。

 

階段がまだ作られていないので、急勾配の工事用ハシゴを使って2階にあがりました。最初のうち何回かはこのハシゴを上るのがちょっと怖かったのですが、次第に慣れていってへっちゃらになってきます。

写真向かって左側が僕の書斎、右側が洗面所です。

 

そして今日、大工さんが一生懸命に作ってくれた小屋組みです。こうして見てみると、小屋組みがトラス構造になっているのがよくわかります。

 

ひと通り見学して帰ろうと思った時、天井から大きな音を立てて、なにかを引きずる音が聞こえてきました。

その音は、屋根の野地板にブルーシートをかけて養生をしている音でした。野地板にもしっかりと養生をしてくれるスウェーデンハウスって素晴らしい!

 

最後に、我が家と夕焼け空を撮ってきました。う~ん、絵になりますね。

 

明日で年内最後の工事です。時間があれば見てこようと思います。年内に家の内部を見ることができてよかったです。

実をいうとこの日、人生初の尿管結石になりまして、午前中までぐったり倒れこんでいたのですが、工事を見にきたらテンションがあがって、そんなことも忘れてめちゃくちゃ楽しんでしまいました(笑)。

きっとこれまで半年間、ぶっ続けで家造りに邁進してきたので、年の最後になって疲れがドッとでてきたのでしょう。家造りは精神的にも肉体的にも疲労が溜まるものなので、皆さんもくれぐれも体調管理にお気をつけください!

次回はいよいよ内装工事。間仕切り工事について説明していきます。

 

屋根下地まで完了すると上棟まではもう間近!そろそろ上棟打ち合わせに備えて、変更したい点、修正すべき箇所などをまとめておくようにしましょう。
 
 
 

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