スウェーデンハウス復活/ハウスメーカー選び
スウェーデンハウスから離れて約2週間。
スウェーデンハウス以外のいろんなメーカーを見ていくうちに、僕たちの目も次第に肥えていきました・・・。その結果、やっぱりスウェーデンハウスはすごい!と思うようになってきました。
機能性、高級感、インテリア性、そしてかわいらしい家。他のメーカーを見れば見るほど、スウェーデンハウスに対する思いは強くなるばかり・・・けど、高い。僕たちの予算では手に入らないかもしれない。でも、スウェーデンハウスを手に入れるためになにか努力をしたわけではないので、あきらめる踏ん切りがつかない。
スウェーデンハウスとお別れした間際に、営業担当さんが送ると言ってた外観パース図も一向に送られてくる気配がありません。わかなちゃんが、「もう胸が痛いので電話もかけてこないでください!」といって断ったぐらいだから、営業担当N氏は空気を読んだのかもしれません・・・。
かといって、郵送物が送られてくるのをこのまま悶々と待っているのも精神衛生上良くないので、とりあえず詳細見積もりを出してもらう段階までは頑張ってみよう!と2人で決めました。スウェーデンハウスが高嶺の花かどうかを判断するのはそれからでも遅くはありません。
でも、わかなちゃんは前回、「もうむりなんですー!」と、強い語気でさよならしたのに、「どの面下げて電話するんだぁ~!とっし~が電話してよ~ぉ。」と、普段は強気のわかなちゃんが随分と弱気になっています(笑)。
でも、僕は内心すごく嬉しかったんです。僕はもともとスウェーデンハウスLOVE でしたから、スウェーデンハウスで建てる可能性が1%でもあるかもしれないと思うと、家造りへのモチベーションも俄然、あがっていきます。
なにより、わかなちゃんが徐々にスウェーデンハウスの魅力にどっぷりはまっていってることに「しめしめ・・・」といった感じです。
さっそく僕は、担当のN氏にパース図を送ってもらうように電話をかけてみます。
とのこと。電話をかけてなんとなく感じたのは、「あぁ、やっぱり空気を読んでパース図を送ってこなかったのかな」ということ。ほんとのところはどうなのかわかりませんが、僕は勝手にそのように解釈しました。
その2日後、スウェーデンハウスからパース図が送られてきました。
僕は仕事に行っていたので、家にいたわかなちゃんが先に封を開けました。僕が帰ってくるまで待てなかったわかなちゃんは、仕事中に僕のケータイ電話にメールを送って来ました。そのメールタイトルは、
でした。仕事中、そんなメールタイトルを見たら気になってしょうがありません。僕は急いで本文を見ました。続けてメールを読むと、
と書かれたその下に、スウェーデンハウスのパース図が添付されていました・・・
こ、これは・・・!!
そこにはまさに僕たちが思い描いていた通りのマイホームがありました!
スウェーデンハウスは相見積もりで利用するために復活させようという意図もあったのですが、この外観パース図をみて僕たちの心は大きく揺らぐことになってしまいました。
しかもこの外観図、よーく見てみると僕たちが新婚旅行で訪れたクロアチアの家そのもの。オレンジの屋根、石造りの外壁、木製の窓、グリーンの窓廻り縁(窓化粧枠)。みんなみんな、クロアチアで見た景色!
無料設計相談会の時、営業担当のN氏に僕たちが作ったクロアチアホームページのアドレスを教えたことがあるんです。営業さんは、どうやらその日記を読んでくれたみたいで、その日記から僕たちの建てたい家のイメージをここまで明確に具現化してくれました。
はじめてこのパース図を見た時、「スウェーデンハウスならほんとうにこんな家が建てられるのか!?」と疑心暗鬼だったのですが、でも建てられないものをわざわざパース図にして送ってくるわけがない、きっとスウェーデンハウスだからこそ可能なんだ!
僕は仕事中にもかかわらず、その時の気分はかなり舞い上がっていました。送ってきてくれたパース図のように、イメージを図で伝えてくれることは思った以上に大切なことなんなんだなと気づかされました。
いままで、何度も打ち合わせを繰り返してきた積水ハウスの営業担当さんにはまったく理解されなかった理想のお家が、スウェーデンハウスではいとも簡単に具現化してくれました。
僕たちは、スウェーデンハウスにも積水ハウスにも、自分たちの趣味や要望を最初の打ち合わせ段階ですべてお伝えしました。
写真、登山、自転車、イラストが好きで、趣味の時間を大切にしたい、クロアチア旅行にも行ってかわいい家をたくさん見てきたから、だからこういう家を建てたい、そういったことも含めて何時間もかけて詳細にお話しました。
その雑談の中から、僕たちが求めているのをしっかりと見極め、さらに形として提案してくれたのが、まさにスウェーデンハウスの営業担当さんでした。彼は、僕たちのためにそれだけ一生懸命に考えてくれて、そして多くの時間を割いてくれたんだと思います。
実は、スウェーデンハウスが描いてきてくれたようなリアリティのあるパース図を、積水ハウスにも作ってきてくれるように頼んだことがあるのですが、何回打ち合わせを繰り返しても同じクオリティのCGしか提示してくれませんでした。
それが以下のパース図。フルベルバーンの陶版外壁です。
作ってくれた営業担当さんには大変申し訳ないのですが、正直にいってしまうと、まったく萌えません・・・!
そもそも、僕たちの家よりも、背景の家の方が立派ってどういうことでしょうか・・・。
何度も改良を重ねてきましたが、どれもイマイチ。うちは西口玄関なので、西側をかっこよく作るのは難しいとは思うのですが、家の顔となる部分なのでスウェーデンハウスのように、もう少しかっこよく作りこんで欲しかったなと思います。
積水ハウスとの最後の打ち合わせでは、僕とわかなちゃん、営業担当さんのトーンは一様に暗く、いままでつきあってきた彼女に別れを告げるかのような重々しい空気が流れる中で打ち合わせを切り上げて終了しました。
あの時おそらく、営業担当さんも気づいてしまったかもしれません。もう、力になってあげられないかもしれないと・・・。
僕たちが初めて出会ったハウスメーカーが積水ハウス。その営業担当のM氏からは数ヶ月間、たくさんのことを教わり、自分たちの考えで行動し、決定し、亀の歩みながら1歩づつ着々と前に進んできました。
そんな今の僕たちがあるのも、
彼に対しては感謝しても感謝しきれないほどです。
でも、嗜好はまったくかみ合わなかった。
ただそれだけなんです。
さようなら、積水ハウス。