スウェーデンハウスとの出会い/ハウスメーカー選び
住んでいたアパートのすぐ近くに住宅展示場があったのですが、なにしろ規模が小さく、出展しているモデルハウスもわずかに12社ほどしかありませんでした。
そこで出会った積水ハウスに僕たち夫婦の心は傾きかけていましたが、どうせならもっとたくさんのメーカーを見てみたい!そんな思いから、家から車で40分ほどの距離にある住宅展示場「つくばハウジングパーク」に行ってみることになりました。
その住宅展示場は、北関東で最大級の規模を誇る展示場で、展示モデルハウスはなんと34棟!これだけあれば、きっと希望に叶う家が見つかるはず!そんな期待に胸にふくらませて行ってきました。
もともと家造りに消極的だった僕は、購入する土地が決まったことをきっかけに、少しだけヤル気をだしていた時期でしたが、それでも積極的にとまではいかず、好みの家があれば建ててみたいなぐらいの感じでした。
そこで順番に見ていった展示場は、積水ハウス(鉄骨)、ミサワホーム、パナホームでした。どのモデルハウスも似たりよったりの外観だね、インテリアもそれほど変わり映えしないし、家なんてどこで建てても同じだよね。
そんな風にわかなちゃんと話していたところに、目の前にとてもかわいらしいモデルハウスが目に飛び込んできました。そのモデルハウスこそが、のちに僕たちがマイホームを建てることになる、スウェーデンハウスでした。
営業担当との出会い/建築日記編
その当時、僕たちはスウェーデンハウスというハウスメーカーを見たことも聞いたこともありませんでした。外観のかわいさに惹かれて興味本位でふらっと展示場に入ってみたところ・・・。
最初に営業さんが現れて、展示場を案内してくれます。彼こそが後に僕たちの営業担当になる店長のN氏でした。
パッと内装を見て、他の展示場とはなにやら違うぞ!というのはすぐに気がつきました。
まず、スウェーデンハウスの特徴である木製の回転窓(トップターンウィンドウという)。窓サッシが木製であることや、ガラスがトリプルガラス(三層ガラス)になっていることにまず驚きましたが、まさか窓が回転するとは思いもよりませんでした。
木製のキッチンに、パインの無垢階段、カレリアバーチの床材、手摺り子階段、ピーリング、お洒落な北欧カーテンなどなど。まるでログハウスのような雰囲気のインテリアに僕たちはどんどん釘付けになっていきました。特に僕が・・・(笑)。
ワインセラー用の部屋もあり、中は冷房をがんがんに効かせているのですがドアを隔てた外側には冷房の音がまったく漏れていません。営業さんの話によると、
試しにいつも持参している僕のオカリナで、ワインセラー内に入ってオカリナを吹いてみたところ、オカリナの音はほとんど外に漏れていませんでした。
見たこともない素敵なインテリアに感動しっぱなしな僕たちでしたが、あんまり深入りしてはいけないと思い、1回目は話を軽く聞く程度にして撤収することにしました。高気密・高断熱の話も聞いたような気がしますが、あまり頭には入っていなかったと思います。
最後に、営業担当さんがスウェーデンハウスのパンフレットを渡してくれました。普段ならパンフレットすらもらわない僕たちでしたが、かなり興味の持てたメーカーだったので、興味がないフリを演じながらもとりあえずもらっておきました(笑)。
当時、スウェーデンハウスの坪単価を知らない僕とわかなちゃんは、のんきにもこんな会話を繰り広げて盛り上がっていました。
その後も、展示場内のモデルハウスをいくつか見まわりましたが、スウェーデンハウスを見たあとではなにもかもがピンときません・・・。そして、僕はわかなちゃんに言いました。
マイホームを建てることに前向きになれなかった僕がそんな言葉を口にしたのは、あとにも先にもそのときがはじめてのことでした。
この時から、徐々にではありますが僕たちの心はスウェーデンハウスに傾きかけて行きました・・・。