さよならスウェーデンハウス/ハウスメーカー選び

2011年7月上旬

 

スウェーデンハウスの内覧会に行ってからというもの、すっかりスウェーデンハウスから遠ざかっていた僕たち夫婦のところに、担当の営業さんから1本の電話が入りました。

「最近はどんな感じですか?」

その頃、僕たちは内覧会のお宅にすっかり打ちのめされ、スウェーデンハウスでは家を建てないと心に決めていました。

 
その理由は極めて簡単。予算の関係です。

 

スウェーデンハウスの性能や暮らしやすさは十分すぎるくらいにわかっていましたが、「それにしても高すぎるでしょ!」というのが僕たち夫婦の共通見解でした。

いろんなハウスメーカーと打ち合わせを重ねてくると次第にわかってくるのですが、はじめに提示されたプランや金額から、

 
モノを積み上げていく作業は楽しいけれど、削っていく作業はストレスが溜まるばかりで全く楽しくないのです。

 

スウェーデンハウスで最初に出してもらった見積りは、企画型プランの「エコジョイ」だったので最初からいくつかの制限がありました。

それに加えて、コストダウンするために「あれはいらない」「これもやめよう」と少しづつ削っていったら、なんてストレスの溜まる面白みのない家造りなんだろうか、と思い始めたのです。

エコジョイでは、キッチンや洗面所、お風呂、熱源などの水廻りに関しても選べる選択肢が限られていて、わかなちゃん曰く、

 
キッチン廻りが自由に選べないなんて主婦にとってそれほどつまらないことはない!

 

と言っていました。少しでも内装にこだわりたいと思ってしまったら、到底、予算内では収まりきらなくなってくるのです。

 

一方で、スウェーデンハウスと同じくらいの金額で見積もりを出してきた積水ハウスは、自分たちの要望を全て盛り込んだ上での総合計だったので、値段と中身だけ見ればスウェーデンハウスのほうが大幅に高くついていました。

また、打ち合わせ前日にグローバルホームの「Hascasa」の展示場を見て、スウェーデンハウス以外のメーカーで夢を膨らませてきたこともあって、

 
スウェーデンハウスだけがマイホームではない!

 

そう考えられるようになってきました。

その旨を営業担当さんに説明して、「いまはポラスも気になっているメーカーのひとつですし、もうスウェーデンハウスは諦めたんです」といってきっぱりと断りました。営業担当さんは、そのことを聞くとものすごい食いついてきて、引き止めるのに必至の様子。

僕たちが凝り性なのを知ってのことかどうかはわかりませんが、

「ご主人が作られたクロアチアのホームページを拝見しました。それを読んで、○○さん夫婦は、エコジョイのような企画型プランでは収まりきれるタイプではないと思ったので、自由設計が可能なフリープランで新しく作ってみたので是非一度みてもらえないでしょうか・・・」とのことでした。

 

僕が作ったクロアチアのホームページを読んでくれた営業さんは初めてだったので、僕たちが作りたい家を少しでも理解してくれようとしている気持ちは痛いほど伝わってきましたが、でもお金の問題はどうしようもないんです。

出せる出せないの問題ではない。老後の楽しみに備えて貯蓄しておきたいんです。僕たちは毎週末になるたびに、スウェーデンハウスのイベントに足を運んで時間を使ってきましたが、もうこれ以上はムリ。

7月からは積水ハウスと他のハウスメーカーとの打ち合わせに時間を使っていきたいのです。

担当のN氏は、いつも一生懸命な人だったので、断る際は本当に胸が痛みました。でも、買う気がなくなっているのに、これ以上、無駄な時間を費やしたくはありませんでした。断るのを引き伸ばすほど、あとで断るのが余計にツラくなるだけなので、これで良かったんだと自分たちを言い聞かせました。

 
さよなら、スウェーデンハウス・・・

 

営業さんが新しく作ったプランについてはとりあえず見るだけ・・・ということで家に郵送してもらうことになりました。

 
しかし、この新プランがのちに僕たちがスウェーデンハウスに決めるきっかけになろうとは、このときは想像もしていませんでした。

 

 

ひとつのメーカーにこだわり過ぎると周りが見えなくなってくることがあります。気持ちを切り替えて、他のハウスメーカーも巡ってみてはいかかでしょうか。
 
 
 

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