家庭内LANの先行配線(2)/契約から着工まで

2011年8月下旬/家庭内LANの先行配線プランの検討

 

家庭内LANの先行配線(1)」で、LAN配管を先行配線しておくことの重要性について説明しました。今回は、実際にどのような先行配線プランを計画すればいいのかを具体的な図を用いて解説していきます。

 

以下図は、いろいろとプランを練っていく中で、コスト削減の一環でLAN配管を減らしたりして落ち着いた、我が家の家庭内LANの最終プランです。実際にもこのとおりに施工してもらいました。

 

LAN配管の数は、すべて合わせて9本。書斎部屋に4本、ファミリースペースに1本、寝室に1本、リビングに2本、仮子供部屋に1本の9本です。

将来的なことを見越して、各部屋に必ず1箇所はLAN配管をもってきています。

それは、「家庭内LANの先行配線(1)」でも説明した通り、無線LANに対応していない機器にも対応できるようにしておくためです。

 

書斎部屋は、4ヶ所もLAN配管を敷いてもらっています。クローゼットに2ヶ所、室内に2ヶ所です。4ヶ所も何に使うのかというと、クローゼット内の1ヶ所はネットワークプリンタ用、クローゼット内の2ヶ所目は、自宅サーバー用です。

クローゼットに入っているネットワークプリンタに関しては、「打ち合わせ中に便利なレーザープリンタ」でも説明したとおりです。レーザープリンタが室内に置かれていると、かなりの存在感だし、インテリア的にもイマイチです。

なので、ネットワーク型レーザープリンタは収納にしまってしまうのが1番スッキリします。

 

室内の2ヶ所のLAN配管は、メインパソコン用のLANと、もうひとつは例えば高機能プリンタを買った場合に、ネットワーク経由で印刷できるようにするためです。

高機能なプリンタほど無線LANに対応していない機種が多いからです。

 

その他は、各部屋に1ヶ所づつ、LAN配管を敷いてもらっています。寝室と仮子供部屋だけは、しばらくインターネットをすることがない場所になるので、CD管の空配管だけを敷設してもらいました。

以下の写真は、家庭内LANのCD管9ヶ所を設置した時の工事中の写真です。テレビ用の同軸ケーブルやネットワーク配線は、情報分電盤(弱電盤)にまとめてもらうようにしたので、CD管もすべてここに集約されます。圧巻ですね。

 

なお、初期の理想を言わせてもらうと、ネットワーク機器の数に合わせてLAN配管を敷設してもらう予定だったので、配管の数は16本にもなってしまいました・・・。

お金さえ許せば、以下図の理想形にしたかったというのが本音です(笑)。

 

 

以上、説明してきたようにあらかじめ先行配線をしておけば、将来的にネットワーク機器が増えても安心です。

現在でこそ有線LANと無線LANの機器が混在している時代ですが、いつかはすべての機器が無線LAN対応する時代も、そう遠くはない未来かもしれません。

 

家庭内LANの先行配線を行なっておくと、リビングや居室にLANケーブルが這わなくなるので掃除も楽になるし、インテリアもスッキリします。
 
 
 

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