植栽プランの紹介と植栽工事/ザ・シーズン外構工事
ザ・シーズン(セキスイエクステリア)、外構工事39日目。
前回は、エクステリアライトの紹介と設置工事について述べました。今回は、植栽プランの紹介と植栽工事について説明していきます。
ザ・シーズンは、打ち合わせ段階でどんなテイストのお庭にしたいとか、この木は絶対に植えたいなどの要望を伝えておけば、おおまかな植栽プランの青写真を作ってきてくれます。そこから取捨選択して自分たちのお気に入りの植栽プランを練り上げていきます。
まずは、ザ・シーズンのチーフデザイナーさんが最初に練ってくれた植栽プランをご覧ください。
ガーデンDIYが趣味の方は、植栽を自分で植え、育てていくのも夢のマイホームが完成した後の楽しみのひとつだと思います。
我が家も、妻のわかなちゃんがガーデニング好きなのですが、それほど大掛かりにやるわけではないので人目につきやすい門廻りの植栽工事に関しては、ザ・シーズンにお任せしました。その際、僕たちがチーフデザイナーに要望したことは、
ということぐらいでしょうか(笑)。
特に、手間のかからない植栽プランというのは僕たちにとって重要なキーワードのひとつです。ザ・シーズンのデザイナーさんもそこのところはよく考えてくれているみたいで、メンテナンスに追われて年月とともに放置されてしまう庭になるよりは、水さえあげてればそれなりに育ってくれる植栽を中心に選んできてくれました。
そして、手間のかからない植栽プランにするにあたって重要なことは、植栽選びだけではありません。
というのも重要な要素のひとつです。以下の我が家の外構設計図をご覧ください。見ての通り、
庭に死角がないということは、植栽に目が行き届きやすいということでもあります。
目が行き届く場所に植栽があると手入れをしようという気にもなりますが、目の行き届かないところにある植栽はどうしても手入れをサボりがちになります。
以下平面図で植栽の位置を確認してもらうとわかるのですが、自分たちが生活する中で毎日歩くであろう位置に植栽が配置されています。これなら自然と植栽に目に入るし、人目にもつきやすいのでお手入れを頑張る意欲も湧いていきます。
以上のことから、外構デザインと植栽プランは切リ離して考えることはできない重要な結びつきをもっているといえるでしょう。これが実現できるのもザ・シーズンが、
そんなの当たり前じゃないか・・・と言われそうですが、必ずしもそうとはいえないのが現状です。僕たちも数社の外構業者でデザインを設計してもらいましたが、
というのが僕たちの実体験に基づく見解です。
それは、すでに住まわれているお宅の庭を覗いてみることでもよくわかります。門構えはすごく立派なのに、「植栽の見栄えがちょっと・・・」とか、「バランスが悪い」、「手入れが行き届いていない」、「どうしてあの木を選んじゃったんだろうね」というケースは意外とよく見られます。
そのパターンは、植栽は業者に頼まずに自分たちで植えたというお宅に多いように見受けられます。
単純に、ガーデニングが大好きで「植栽は自分たちでやりたい!」というお宅の庭はいつ見てもキレイなお庭を維持しているものですが、そうではなくて「費用を抑えたい」とか「外構業者の植栽プランが微妙」などの理由から、自分たちで植栽を植えたお宅の庭というのはイマイチな仕上がりであることが多かったりします。
もちろん、「自分たちでやるからこそ意義があるんだ!」というチャレンジ精神旺盛な方は誰に何を言われようとも進んでやると思いますが、長い目で見てキレイなお庭、キレイな植栽を維持したいと考えている初心者の方であればいっそのこと最初はプロに任せてしまうのもひとつの手だと思います。
こればかりは人それぞれ考え方が異なるのでなんともいえないところではありますが。
それでは前置きが長くなりましたが、さっそく我が家の植栽工事を見ていきましょう。
門壁の裏には、シンボルツリーのジューンベリーを植えてもらいました。ジューンベリーは、春には白い花が咲き、初夏に赤い実をつけ、秋には紅葉し、冬には葉が落ちて美しい樹形の枝ぶりになります。四季を通じて目を楽しませてくれる樹で、実を収穫してジャムを作ることもできます。
ジューンベリーは美観・景観を配慮して、
地下支柱にすると目に見える部分に支柱がないので植栽がスッキリして見えると同時に、強風から樹木を守ってくれます。ザ・シーズンは景観をより美しく見せることに関しては抜かりがありません。近所を見回してみるとわかるのですが、意外と地上の支柱は多いんです。
門壁の前には、ニューサイラン・バリエガータという常緑多年草を植えてもらいました。これは、新婚旅行で訪れたクロアチアでこれとよく似た植物がたくさん植わっていたので、クロアチア風を再現するために我が家にも採用することにしました。
その他、わかなちゃんが植えて欲しいと頼んだカシワバアジサイ。まだ枝しか見えていませんが、葉が出て、花が咲く頃になるとすごく素敵な雰囲気になります!
アジュガは冬でも葉が残り、春には青紫色の花が咲きます。広範囲に横に広がってくので定期的に間引きをする必要があります。
アガパンサスは花茎を縦に長く伸ばして6月中旬ごろに開花します。放射状に数十輪の可愛らしい花を咲かせて通行人の目を楽しませてくれます。毎年花を咲かせる多年草です。
真正面から見ると以下写真のようになっています。わかなちゃんが賃貸アパート時代に育てていたラベンダーも植栽してもらいました。
門壁の裏側には、薄黄色の花を咲かせるツツジです。ヒカゲツツジという名前です。珍しい色ですよね。開花している期間はそれほど長くありませんが、年月を経て樹が大きくなってきたら素敵になることでしょう!
道路沿いには、ビョウヤナギとユキヤナギをいれてもらいました。ビョウヤナギはわずか1年ほどで地面の土が見えなくなるほどモッサリと成長してくるので、安価に且つ、広範囲に緑を増やしたい場合には適しています。
ビョウヤナギはキンシバイ(金糸梅)とよく似た黄色い花を咲かせ、ユキヤナギは名前の通り、雪のように白い可憐な花を咲かせます。
ビョウヤナギの間を縫うように植えてもらったのが落葉中木のツリバナ。常緑低木のビョウヤナギと並べて高低差をつけることで、立体感や華やかさを出す狙いがあるものと思われます。
駐車場には、洋風住宅の増加とともに採用されることが多くなったコニファー(針葉樹の総称)を植えてもらいました。植えてもらったのは、ゴールデンモップとウィルトニーです。いずれも横方向に生育していくのでグランドカバーにも適しています。
ポスト「BOBI」の足元には、アスパラガス・スプレンゲリーです。繊細なイメージのする常緑多年草で、四方に分岐してふんわりと広がっていきます。
以上、わかる範囲内で植栽について簡単に紹介しました。このときに植えてもらった植栽たちが1年後にどのように庭を彩ってくれるのかはまた次の機会に紹介したいと思います。
ここでひとつだけ言えることは、
ということでしょうか。もちろん、ザ・シーズンの植栽のセンスに関しては、申し分ありません。我が家の1年点検にきたスウェーデンハウス工事部のグループリーダーに、「素敵なお庭ですね!どこの外構業者で施工されたのですか?」と言わしめたほどです。
次回は、ついに外構工事が完了します。