積水ハウスに抱いた疑問/ハウスメーカー選び

2011年6月26日(土)16:00~/積水ハウス・ショールームでの打ち合わせ

 

スウェーデンハウスの内覧会の後は、積水ハウスとの間取りの打ち合わせを行いました。今回は展示場ではなく、建材がたくさんおいてあるショールームでの打ち合わせとなりました。

 

スウェーデンハウスの宿泊体験から内覧会と続き、スウェーデンハウスの魅力にすっかりとりつかれてしまった僕らにとって、このタイミングでの積水ハウスの打ち合わせは酷以外のなにものでもありませんでした。

僕はスウェーデンハウスの外観やインテリアのことで頭がいっぱいで、積水ハウスの営業担当M氏が丁寧に説明してくれることに対して一向に頭の中に入ってきません。

僕は営業さんには悪いなぁと思いながらも、「こういったことはできますか?」「じゃぁ、これはできますか?」と、スウェーデンハウスの仕様を思い出しながら、

 
積水ハウスをスウェーデンハウス仕様にできるかどうかという点ばかり考えていました。

 

積水ハウスは大手一流のハウスメーカーですから大抵の注文に応じることができます。でも、それは必ずしも満足のいくものではなく、選択肢もそれほど多いわけではありません。特に、僕がこだわりたかったのは外壁材。

積水ハウスで選ぶことができるサイディング光触媒ベルバーン陶版外壁を選んだ場合、色の選択肢はかなり狭まってきます。それでも、積水ハウスの色のラインナップは他メーカーと比べても多いほうなんだと思います。

 
ただ、外壁をかわいらしくしたいという僕の願いは、一気に崩壊していく思いがしました。

 

今回の打ち合わせでは、前回うちあわせた間取りの内容を深く詰めていく作業を行いました。ある程度のゾーニングは決まっていたものの、詳細な間取りを考え始めると悩ましいことが盛りだくさん。

僕たちは、自分たちが実現したいことをどんどんぶつけていって、さらなる理想の間取りを追い求めていきます。営業さんと設計士の方は、CADを使ったCGで実際の間取りをモニター上で見せてくれますが、間取りは変形の変形で、どんどんとヘンチクリンな形になっていくばかり。

挙句の果てには、ウォークインクローゼットが2Fフロアのど真ん中に配置されているというありえない間取りに対して、僕は最後まで首を縦にふることはできませんでした

次第に、僕は担当の営業さんと設計士さんの技量に対して、

 
疑問を抱き始めたのです。

 

この変形された間取りを、本当に良いと思って勧めているんだろうか? CADに頼り過ぎて、使い勝手の良い間取りの本質を忘れてはいないだろうか?

僕はウォークインクローゼットが二階のど真ん中にある間取りなんて、断固として受け入れることはできなかったし、1Fフロアにしても僕らの要望を聞き入れ過ぎるあまり、土間から納戸、納戸からキッチンへの動線が、まるで迷路のようにしか見えません。

このときの僕の正直な気持ちとしては、

 
「すべてをリセットして1から間取りを作り直したい」

 

という思いでした。なんだか、僕たちが実現したいことがどんどん遠ざかっていく感じで、3時間ぐらい話し合ったにも関わらず、一向に前に進まない打ち合わせとなり、精神的な疲労もマックスに達しました。

積水ハウスはとても素晴らしい会社だと思いますが、やはり最後は人と人。担当の営業さんとフィーリングが合わなければ、伝わるものも伝わらないし、理解もしてもらえない。

 
家造りは結婚みたいなものだといわれる所以が、ここにきて初めてわかったような気がしたのです。

 

まず第一に、営業さんの対応がいつも後手後手に回っているし、これだけ話し合ったのに話がまとまらないのはウマが合っていない証拠かもしれません。

積水ハウスでは、社員も設計を担当するため、営業担当の技量にかかっているところも大きいのです。僕たちの担当営業は知識とアイディアは豊富でしたが、いかんせん、センスがない、もしくは僕たちのセンスと合っていない、と感じました。

とても良い営業さんなんです。人間としては面白くて好きなタイプです。ただし、結婚相手として選ぶには微妙なのです。

 

明日は、積水ハウスの建売住宅の見学会に行きます。

積水ハウスで建てられた家の中をまだ見たことがないので、外観とインテリアを参考にするためです。そのとき、営業担当M氏から、改良された間取りを渡されることになるでしょう。

家をつくる立場の僕たちは、いわばプロジェクトリーダー。提示された間取り次第では、そのリーダーの立場から積水ハウスとお別れをする覚悟を決めるかもしれません。

間取りとは、実際にその家に住む僕らが作っていくもの。だから、営業さんや設計士さんの力をあてにしてはいけないことも理解しているつもりです。でも、僕たちの力だけでは足りないから営業さんや設計士さんの助力が必要なのです。

 
僕たちの家造りへの考え方が少しずつ、変わろうとしていました。

 

積水ハウスがこれからずっと一緒に家をつくっていけるパートナーになるかどうかは、全ては明日の建売住宅の見学会次第です。

 

営業さんとの相性、とても重要だと思います。何度打ち合わせてもズレを感じるようであれば、思い切ってメーカーを変えてみるのもひとつの方法ですね。
 
 
 

総計 総計
昨日 昨日
今日 今日