ユニットバスの設置/建築日記78日目
スウェーデンハウス工事78日目。
前回までの時点で、内部造作工事(3)の工事が完了しました。
今日は、いよいよユニットバスが設置されます。ずっと楽しみにしていた工事です!
ユニットバスについては、「ユニットバスの規格サイズ」「浴室の選び方!浴槽と洗い場のバランスが大切!」もあわせて参考にしてください。
会社の昼休みに現場を見に行ってみると、ユニットバスがすでに搬入・設置されていました。
我が家はワイド浴槽にしたので、浴槽が広くなった分、洗い場が狭くなります。それでも、浴室のサイズを標準の1616サイズ(1坪)から1620サイズ(1.25坪)に変えてもらっているので、洗い場のスペースとしては充分すぎるぐらい広いです!
以下写真に見えているフレーム(骨組み)に壁パネルを取りつけていきます。
真正面から見たワイド浴槽です。壁パネルを取りつける部分に、取付金具が見えています。
ユニットバスのフレームは天井高よりも少し低く設置されています。これは、浴室の天井点検口用に空間をあけているためです。
この空間内に電気配線や換気扇用の配管などが通ります。通常、わたしたちがこの点検口を意識することはなく、メンテナンス時に点検業者さんが利用する程度です。
浴室のミラー、「キレイ鏡」です。キレイ鏡は、水ぎれのよい特殊コーティングが施されているので、鏡が白くなる「シリカ汚れ」に強いのが特徴です。サッと拭きとるだけで常にキレイな状態を維持することができます。
浴室のサーモバス専用の組フタ(YFK-1690B)が立てかけられていました。
次に、組フタを支持しておくための組フタフックです。通常は、上と下で2点留なのですが、我が家は3点留めにしてもらいました。
というのは、浴槽内で頭を向ける方向と組みフタを引っ掛ける方向が同じなので、万が一にもフックのかけ方が甘くて頭に組フタが落ちてきたらイヤだなーと思って、安全面を考慮した結果、3点支持にしてもらいました。
そして、いよいよユニットバスが組み立てられていきます。ほんとに組み立てるだけなので、作業はあっという間です。壁パネル、浴室換気扇、天井点検口、収納、照明、タオル掛、洗い場側水栓が取り付けられています。
ローアングルからも1枚。キレイ鏡と握りバーです。鏡はしっかりと養生されています。
浴室ドアの「キレイドア」も設置が完了。キレイドアは、浴室側をパッキンレスにしてカビの発生を抑え、ドア下の換気開口部を縦向きにしたことでホコリがたまらず、外観もすっきりになっています。
上の写真で、浴室の床下が見えているのがわかりますか?
1階に浴室がある方は洗面所と浴室の間はバリアフリーになっているはずなので、工事がここまで進むと見えなくなってしまう部分です。しかし我が家は2階浴室なので洗面所と浴室の間に25cmの段差ができ、その段差の下に浴室の床下があります。
ほんとはもっと高くなってしまう可能性もあったのですが、25cm厳守にしてください!と上棟時にお願いしていたので、きっちり25cmの段差で施工していただきました。我が家の階段の1段が19.3cm(193mm) なので、25cmでも高すぎるぐらいですが・・・。
この床下、どうなっているのか覗いてみると・・・。洗い場側の給水配管と給湯配管が通っているのが見えます。
また、ユニットバスの底部は洗い場防水パンで水を受けるので、高い防水性能を発揮します。木造住宅の2階への設置も安心ですね。
しばらくたって、ユニットバスの作業員さんに「今日中にユニットバスの設置は終わる予定ですか?」と聞いてみると・・・。
と、モジモジし始め、
とのこと。なんと・・・。
以下写真が穴あけの位置を間違えてしまった壁パネルです。窓を取り付けるすぐ上の位置に穴をあけてしまったらしい。本来、この壁パネルには照明は取り付けないので、あける必要のない場所に穴をあけてしまったことになります。
なんという初歩的なミス。まぁ、でも仕方ありません。人間誰にでもミスはあるものです。正直に話してくれた分、誠意があったと思うことにしましょう。
壁パネルがないとなるとユニットバスは完成しないので、次回に持ち越したいところですが、もったいぶってもしょうがないので、タイムスリップして壁パネルが再納入されたところから説明を始めていきます。
約10日後にようやく壁パネルが納入され、ユニットバスの設置が完成しました!
う~ん、爽やかで素敵です!浴室の窓も打ち合わせ段階で、つけるかつけないかで、わかなちゃんと散々バトりましたが、つけて正解だったと思います!窓のない浴室なんて洞窟みたいですしね!
詳しくは、浴室の窓は必要か否か!?を参照してください。
この時、施主が注意して見るべき点として、
例えば、側面の壁パネルと天井パネルとの境目、浴槽と床との境目、窓と壁パネルとの境目など、境目のシーリングは全てチェックしてください。このシーリングがきちんと施されていないと、水が漏れて雨漏りの原因にもなりかねません。
現に我が家の場合も。入居後に一部、シーリングが完全にくっついていない部分があったので(もしくは剥がれた)、3ヶ月点検の時に再シーリングを施してもらいました。
因みに、メジャーをもって我が家のお風呂場のサイズを測ってみました。
そして、入居していた賃貸アパートと比較してみると・・・。
つまり、アパートと比べて新居の浴槽の横幅は23cm広く、51cmも長く足を伸ばせる!洗い場の場合は、20cm横幅が広く、51cmも縦が長いということになります。
早く新しいお風呂に入りたいですね・・・。もう湯船に入らない生活はイヤです。浴槽に浸かって、体を芯から温めたいです。
でも、この賃貸アパートのオンボロ風呂には逆に感謝もしているんです。カビばかり生えて、狭すぎるお風呂でなければ、家を買おうと思わなかったかもしれないから・・・。
浴室の床下は、石膏ボードで閉じられていました。また、浴室ドアの周りには、パイン材ケーシングが取り付けられていました。
なお、ユニットバスを施工してくれたのは、株式会社テムズの下請会社さんでした。スウェーデンハウスから見れば、下請けの下請けといったところでしょうか。
置いてあった紙を読んでみると、撮影箇所として床パンブチル、2重パンシール部、ダクト接続部、給水・給湯接続部、窓廻り、トラップ水張り、追焚水圧試験、などのように書かれていたので、とりあえずこれらの工事、点検は済ませたということだと思います。
以上で、ユニットバスの設置工事は完了です。
次回は、窓化粧枠の塗装工事について説明していきます。