天井防湿フィルムの張り付け工事/建築日記73日目

2012年2月2日(木)/天井防湿フィルムの張り付け工事

 

スウェーデンハウス工事73日目。

前回までの時点で、窓化粧枠の取付工事が完了しました。

 

今回は、2階の天井に防湿フィルムを張り付ける工事を紹介していきます。まずは、以下の写真を見てください。

2階天井に敷き詰められた防湿フィルムです。

 

この防湿フィルム、どこかで見たことがありませんか?

そうです、スウェーデンハウスの工事の中で至る場所に使われているものと同じものです。1番最初に登場したのは基礎工事のときで、コンクリート打設後の防湿コンクリート(押さえコンクリート)を打つ前に地面に上に敷きましたよね。

この防湿フィルムは、TRIOFOLというスウェーデン製の防湿フィルム。通常、日本の防湿シートは1mm なのですが、この防湿シートの厚さは2mm。ちょっとやそっとでは破れない、とても頑丈な防湿シートなのです。

ただし、今回この防湿フィルムを使用するのは防湿目的のためではありません。

 
気密性能を確保するためです!

 

この防湿フィルムを天井に張った上から、石膏ボードを打ち付け、防湿フィルムを押さえつけます。なお、

 
この防湿フィルムを張る手順は、1階天井の場合と2階天井の場合では異なります。1階天井の場合は、グラスウールを詰め込んだあとで、防湿フィルムを張り付けます。

 

では、なぜ2階天井は先に防湿フィルムを張るのかというと、2階天井裏にはボードタイプのグラスウールではなく、天井ブローイング(ブローイング工法)といって綿状の細かい断熱材を吹き込んでいくからです。その厚みは300mmです!

 

ウォークインクローゼットにも防湿フィルムが張られています。壁に立てかけてある石膏ボードを天井に打ち付けていきます。

 

以上、天井防湿フィルムの張り付け工事の説明は終了です。

次回は、ふかし腰壁の設置について説明していきます。

 

天井防湿フィルムは気密性能を高めるために重要です。SWHの場合は、1階天井裏には充填断熱、2階天井裏には吹き込み断熱を行います。
 
 
 

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