ミサワホームの間取りプラン/ハウスメーカー選び

2011年7月18日(月) 16:00~/ミサワホーム打ち合わせ

 

ミサワホームの工場見学「ミサワパークTOKYO」に行ったその後、柏のミサワショールームでおじいちゃんデザイナーと1時間ほど打ち合わせを行いました。

今回は、前回僕が作成した「マイホーム要望書」をもとに打ち合わせた内容を、おじいちゃんデザイナー清書して見せてくれる日でした。

「またこれから3時間くらいかかるんだろうねぇ~。」と疲れ気味で話す僕たちでしたが、おじいちゃんデザイナーの間取りが早く見たくてしかたなかったのも事実です。

 

おじいちゃんデザイナーが登場するや否や、僕たちはいきなりびっくりさせられます。

「前回お聞きした内容から、4パターン作ってきました。あとは好みとズレがある部分もあると思うので細かく再確認していきましょう!」とのこと。

 
なんと、しょっぱなから4パターンも作ってきてくれる設計士なんて今までに会ったことがありません。

 

プランとしては西側玄関プランを2つ南側玄関プランを2つ提案してくれました。なにより、僕が前々から切望していた南側玄関プランを提案してくれたのはミサワのおじいちゃんデザイナーがはじめてだったのでとても新鮮でした。

正直、その4パターンのどれを選んでも不足のない内容でした。たった一回、要望書を渡しただけでコレだけのものが設計できるというのは、さすがだなと感動してしまいました。とりあえず、4つのプランの中から一つを選び、今後のベースとしていったのが以下の間取り図です。

家の形としては下屋根があるのが好みだったので、以下図の外観パース図を選びました。

 

西側立面図です。西側玄関は、西側接道の僕たちの土地にとって、いわば家の顔となる部分。なので、以下の立面図を改良して、西側のデザインをもうすこし見栄えがあるように修正して欲しいと依頼しました。

 

1階の間取り図です。適度な広さの自転車スペース、庭の見えるキッチン、廊下のない広々した空間、1階に子ども部屋、玄関に近い側にトイレを配置などなど、僕たちが要望したことのほとんどがきっちりと網羅されていました。

 

2階の間取り図です。2階にも廊下がなく、空間を広々と使えそうなイメージ。要望していた踊り場階段もあります。全体的に、変にごちゃごちゃしてないし、家事動線もスマートで実用的です。ただ1点、階段部分が少し北側にでっぱっているので、それを引っ込めて欲しいと頼みました。

 

間取り図を見ながら、少しずつここはこうしてあーしてほしいなどの要望を伝えていき、打ち合わせは1時間ちょっとで終了。意外でした。

時間に無駄がなくて作業が素早い!いままで、こんなにスムーズに打ち合わせが終了することはなかったので、そのことにただただ驚いてしまいました。

工場見学の間は、おじいちゃんデザイナーがずっと一緒についてくれていて、いろいろと教えてくれました。気になる建材や建具を見つけ次第、こんな感じのインテリアがいい、外観はこんな感じがして欲しいなど、おじいちゃんにその都度、伝えていきました。

 

どうやらおじいちゃんデザイナーは、その工場見学の間だけで僕らの趣味趣向を敏感に察知したらしく、打ち合わせ中もびっくりするぐらい話がスムーズに進むんです。あの短い時間の中で僕たちの趣向をこれほどまでに的確に理解してくれた人は、ミサワホームのおじいちゃんデザイナーが初めてでした。

彼はもう還暦を過ぎたおじいちゃんなので、ぼくとわかなちゃんの間では「おじいちゃん」、もしくは「ミスター」とあだ名をつけています(笑)。

とても気さくな人で、こだわりもポリシーもかなり強くもっていて、僕たちがああしたいこうしたいと言ったことに対して素直に、「いや、それは勧められない、こうしたほうがいいですよ」とはっきりと意志や考え方を伝えてくれるので、それがとても気持ちが良いのです。

 
ハウスメーカーの打ち合わせでよくありがちなのが、お客さんの要望を聞き入れすぎるあまり、収拾がつかなくなることなんです。

 

積水ハウスの営業担当さんとは、何週間にも渡って練ってきた間取りを、1から作り直したくなることもありました。その原因は、営業担当か設計士の経験不足・実力不足がひき起こすものであると考えています。

ですが、ミサワホームのおじいちゃんデザイナーは、確固たるデザインイメージがしっかりできていて、要望を伝えると長所短所をしっかりと説明してくれた上で、これはよくない、これはとりいれても面白い、といった風に判断を的確にあおいでくれます。

 
素人の僕たちからすれば、これはとてもありがたいことなんです。

 

最後に、おじいちゃんデザイナーは、僕たちにこう伝えました。

 

「あなたがた夫婦は、他の施主さんとは感覚がちょっと違いますね。

人が気づかないところにもこだわりを持っていらっしゃるのがすぐにわかります。ハウスメーカーの違いがわかる人は、10組中1組ぐらいしかいないんですよ。

ほとんどの施主さんはどこで建てても同じと思っています。樹脂サッシひとつとっても、その違いに気付く人はあまりいません。ミサワホームの良さがわかる人に出会えたのはデザイナー冥利につきます。」

 

とおっしゃっていました。それを聞いた時、あぁ、僕たちは初めて波長の合うデザイナーさんに出会えたんだなと思いました。

 
この人なら僕たちの要望に叶うマイホームを実現してくれるんじゃないだろうか?そんな期待感を抱かせてくれました。

 

伝えたいことがすぐに伝わる、これがいかにすばらしいことか、僕はミサワホームのおじいちゃんデザイナーに出会って初めて気づけたような気がします。

 

ミサワホームで1点だけ気になるところがあるとすれば、営業担当とはまったくウマが合っていないことでしょうか。悪くいってしまえば、

 
営業担当さんから熱意がまったく感じられないのです。

 

年齢は僕の一つ下の営業さんです。バス見学会の道中でも居眠りしていたし、間取り作成の打ち合わせにはほとんど同席しません。

また、建設業法で発注者との打ち合わせ記録は10年間の保管が義務化されているにも関わらず、

 
メモも取らないし、打ち合わせ記録も一枚もありません。

 

あとで、言った言わないの水掛け論になったとき、打ち合わせ記録がないとトラブルの元になりかねないので、そのあたりが少し心配です。

今のところは、おじいちゃんデザイナーがいてくれればいいのですが、実際に契約することになったら担当を替えてもらおうと思っています。

 

工場見学から始まっておじいちゃんとの打ち合わせ、長い1日でしたがミサワホームがとても好きになった1日でもありました。

とはいっても、僕たちの心はまだまだスウェーデンハウスで建てたい気持ちでいっぱいです。ミサワホームもとても素晴らしい会社ですが、スウェーデンハウスを超える提案を出してくれたとき、僕たちはきっとミサワホームを選ぶことでしょう。

 
スウェーデンハウス vs ミサワホーム。

 

果たして僕たちはどちらで建てることになるのでしょうか。

 

メモを取らない営業マンはトラブルの元!建設業法の改正(2008年)で「発注者との打ち合わせ記録」は10年間の保管が義務化されています。

 
 
 

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