ベビーゲートを設置しよう(1)/キッチンの入り口編

2014年10月8日|ベビーゲート設置の紹介

 

オーナーズブログ「暮らしのダイアリー」、第18回目の日記は、我が家が設置したベビーゲートについて設置箇所ごとに全3回に分けて紹介していきます。

 

赤ちゃんがハイハイしはじめるようになったらまず考えなければいけないのがベビーゲート。「そっちは行っちゃダメ!」と注意しても面白がってなお行きたがる我が家のおむつ姫。

後ろから「あれれ~?そっちは行ってもいいのかなぁ~?」と言って、ハイハイで追いかける父と逃げる娘。こうしてじゃれあうのもまた楽しい一時ではあるのですが、1日中娘の面倒を見ていられるわけでもありません。スキあらばイタズラを仕掛けようとするおむつ姫の対策をとらなければいつかケガをさせてしまうこともあるかもしれません。

侵入しても問題のないところなら放っておくのですが、我が家の間取りの都合上、そうはいきません。というのも、

 
スウェーデンハウスは基本的に間仕切りのないオープンな空間を提案しており、我が家もそのように設計してしまったからです。

 

オープンな空間を提案するのにも理由があり、スウェーデンハウスの謳い文句でもある「家中どこでも同じ温度」を効果的に実現させるためにはドアや壁などの間仕切りがあってはそこで空気の流れが分断され、効果も半減してしまうからです。

以下図は我が家の1階の設計図です。

 

上図の青線を辿ってもらうとわかる通り、玄関から入って廊下(ホール)を経由してリビングへ、そしてリビングからキッチンへ辿り着くまでの間に一切の仕切りがありません。家中の温度を一定に保つにはこの間取りは効果的なものですが、赤ちゃんに対しては家中を自由にハイハイしてくださいと言っているようなもの

その結果、おむつ姫は玄関土間やキッチン土間に転げ落ちたり、階段に登ろうとしてずっこけたり、一時置き場としてモノがたくさん置いてある隣の子供部屋に侵入しようとしたり、トイレの中を覗きにきたり・・・。

 

これでは監視する親のほうが大変です。というわけで、おむつ姫の行動範囲を制限するべく、ベビーゲートの設置を検討することにしました。1階に設置するのは以下の2箇所。

①のキッチン入り口と②のリビング入り口の2箇所です。この2箇所に設置することで、リビングだけのクローズドな空間ができあがり、キッチンにもトイレにも玄関にも階段にも隣の部屋にも行けなくなります。

リビングから抜け出すのを冒険するかのように楽しみにしていたおむつ姫の姿を思い返すとちょっとかわいそうな気もするのですが、ケガをさせてしまうよりはマシです。心を鬼にしてこの2箇所にベビーゲートを設置することにしました。

 

以下図をご覧ください。青い線の内側がベビーゲート設置後のおむつ姫の行動範囲となります。この空間だけを危なくないように対策しておけば良いのです。範囲を限定してしまえば決して難しいことではありません。

 

それではさっそく、①のキッチン入り口に設置したベビーゲートを紹介していきましょう。

購入したのは、カトージ(KATOJI)の木製ベビーゲート「オートバックウッドベビーゲート123」(ウッドスルーオートゲート S)のナチュラル色。価格は約4300円でした。

 

ベビーザらス、アカチャンホンポなどの実店舗で購入すると倍近い値段するので、ネットショッピングで買うのがオススメです。取り付けサイズは拡張フレームなしで76cm~86cmまで、別売りの拡張フレームを1つ追加で86~95cmまで、拡張フレームを2つ追加で97cm~104cmまで対応しています。

我が家のキッチン入り口の幅は80.5cmなので拡張フレームなしの状態で使用することにします。さっそく購入した商品を開けてみましょう。以下写真は元箱です。

 

本体のベビーゲート、壁に突っ張るための調節ボルト、壁に固定するための補助キャップ、両面テープ、ネジ、その他説明書類が同梱されています。

基本、この商品は壁に突っ張る力を利用して固定するタイプなので、突っ張る壁の強度が弱い場合はネジ止めしてガッシリと留めなければいけない場合もあります。

 

木材はを使用しているみたいですが、サイトによっては「天然木」としか記載されていない場合もあり、実際になんの木材を使用しているのかは不明です。

ただ、ナチュラル色を選べばパイン材を基調としたスウェーデンハウスのインテリアには間違いなく合います。木の質感や木目模様は価格なりですが、造りはそこそこしっかりしているので木口のささくれ立ちなどでケガをしてしまう心配はなさそうです。

設置方法は説明書を読めば簡単にできるので割愛させていただきます。以下写真は、キッチン入り口に設置したところです。

 

壁に突っ張っているだけですがそれでもかなりの強度があり、乳児の力ではまず動かないだろうなと思うほどです。安全を期して調節ボルトをキツく突っ張りすぎると今度はドアの開閉がしづらくなるので、バランスを考えて突っ張る強さを調節しましょう。

 

斜め上からのアングルです。調節ボルトが幅木と干渉しない位置に取付けられているので、壁にしっかり突っ張らせることができます。なお、スウェーデンハウスの幅木の高さは約8cm なのでそれ以上低い位置に調節ボルトが付けられているベビーゲートは幅木と干渉してしまうので注意してください。

 

以下写真がベビーゲートのロックです。上部と下部に2箇所のロックがあります。

 

上部のロックレバーを横にスライドさせてからゲートの扉を上に持ち上げつつ開閉させます。この操作には結構な力を必要とし、乳児にこの操作はまずできないでしょう。開け方を覚えられてしまっても勝手に開けられる心配がないので安心です。

 

ロック操作部分の拡大写真です。①ロックレバーを横にスライドさせて②上に持ち上げ③ゲートを押すor引く、の3ステップです。最初は手こずりますが、慣れてしまえば簡単です。力の弱い女性の方や腱鞘炎などで手を痛めている方にはちょっと手こずる操作かもしれません。

 

扉が自動で閉まってロックするオートクローズ機構ですが、これには過度の期待をしてはいけません。しばらく使っているうちに扉が自動で閉まらなくなったり、ロックにきちんとはまらず扉が跳ね返ってきたりすることもあります。

ロックに上手くはまらない場合は調節ボルトで突っ張り強度をゆるめてあげます。緩めすぎるとゲートが外れやすくなって危ないので、力をかけても外れないようにバランスよく調節しましょう。扉が自動で閉まらなくなった場合はヒンジ部のボルトに油がなくなった可能性があります。油を注入してあげましょう。

扉を閉めた時の音はかなり大きいです。「ガッチャーン」と盛大に音が鳴ります。赤ちゃんが寝てるときにオートクローズさせたらびっくりして起きてしまう赤ちゃんもいると思います。

ただし、開閉音がうるさいのはベビーゲート全般にいえることであって、この商品だけに限った話ではありません。そ~っと手動で開閉させれば音はほとんど鳴りませんので、状況に応じて操作する側が対応していきましょう。

少し引いて撮ったベビーゲートです。スウェーデンハウスのインテリアにもバッチリ合っています。

 

以上でキッチン入り口のベビーゲートの設置は完了です。以下写真は、我が家のおむつ姫がベビーゲートに阻まれて先に進めない状態を撮ったものです。

 

説明書では「寄りかかる」ような使い方は禁止していますが、相手は子供ですから寄りかからないわけがありません。寄りかかってもゲートが倒れないぐらいの突っ張り強度を持っている必要があるのですが、我が家が使っている限りはそれに関しては問題ないような気がします。

ただ、なにか事故があったときに会社としては責任は持てないので免責事項として説明書にはそう記載されているのでしょう。もちろん、こんな記事を書いている僕も一切の責任をもてませんのであくまでも参考程度に留めておいてください。

 

ちなみに、我が家のおむつ姫はゲートを閉めると泣いて怒ります。きっと自分だけが閉め出しをくらった気分になるのでしょう。「どうして私だけ仲間はずれにするの~?」といわんばかりにゲートの柵につかまり立ちをし、柵を揺らしながら「開けてー!」とアピールします。

本来、柵を揺らす使い方もNGなのですが子供なら絶対にやると思いますので、保護者が様子を見ながら危なそうだったらゲートから離してあげるか、もしくは家事の手を休めてかわいいお子さんの相手をしてあげてくださいね♪ 心が満たされてさえいれば、またおとなしく一人遊びしてくれることでしょう。

ベビーゲートを設置したから絶対に安全ということはありません。こまめにベビーゲートのメンテナンスチェックを行い、保護者がお子様を監視しつつ、上手にベビーゲートを使っていきましょう。

次回は、リビングの入口に設置したベビーゲートを紹介していきます。

以上、これにて第18回目の「暮らしのダイアリー」は終了します。

 

 
 

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