YAMAHA CD-N500の購入/ネットワークオーディオの構築(11)

2013年1月9日|ネットワークプレーヤー、YAMAHA CD-N500 の購入レビュー

 

オーナーズブログ「ネットワークオーディオ構築編」について説明していきます。

 

前回の「プリメインアンプの購入」では、DENON の PMA-1500SE の購入レビューと特徴について紹介しました。

今回は、ネットワークプレーヤー、YAMAHA CD-N500を購入するに至った経緯と外観を紹介していきたいと思います。

 

ネットワークプレーヤーは、当初、パイオニアの N-50 を購入の有力候補として考えていました。

 

その理由は、

 

・FLACとWAV の24bit/192kHz(ハイレゾ音源)の再生に対応

・プリメインアンプ、DENON PMA-1500SE との相性が良かった

 

というのがありました。

特に重要視したのは、廉価版機種の中でN-50は、FLACとWAVの24bit/192kHzのハイレゾ音源の再生に対応している唯一の製品であったことです。

その当時、僕はハイレゾ音源の意味もよくわかっていませんでしたが、せっかくネットワークオーディオを導入するのだから最高音質で聴ける環境を整えたい!と思っていた僕にとって、それを叶えてくれるN-50 はとても魅力的に感じていました。

それからしばらく、N-50 を買うことを前提に軍資金を貯めてきましたが、いざ、ネットワークオーディオを構築しようという段階になって、もう一度、N-50 について詳しく調べてみると、 N-50 のイケてないポイントがいくつか浮き彫りになってきました。

 

そのイケていないポイントというのは、

 

・コントロールアプリで曲が4行しか表示されない

・コントロールアプリの動作が遅い、モッサリしている

ギャップレス再生非対応

・ファームウェアのアップデートが遅い

 

などが挙げられます(※追記:これらのイケていないポイントは、ファームウェアの更新が遅いこと以外は、2013年2月20日のアップデートによってようやく解消されることになりました)。

 

ネットワークプレーヤーは、iPhone や iPod touch、スマホで再生することを前提とした製品であるにも関わらず、パイオニアのコントロールアプリ「Pioneer ControlApp」では、スマホ上で曲が4曲しか表示されないのは実用上、どうなんでしょうか。

 

CDを入れ替える手間を省きたいからネットワークオーディオを構築しようと思ったのに、肝心のコントロールソフト側の操作性が悪いのでは話になりません。

ハードディスク内にある曲データが少なければ4曲表示でもそれほど問題にならないかもしれませんが、曲数が多くなってきた時に一度に4曲しか表示されないのでは音楽を楽しむ以前の問題で、「曲を選択する」という段階でストレスを感じてしまうだろうことが容易に想像できました。

 

その他にも、N-50は ギャップレス再生に非対応であることも微妙だなと思いました。

 
ギャップレス再生とは、曲と曲の間の無音部分をなくし、楽曲を継ぎ目なく再生できるようにした機能のことです。

 

ギャップレス再生ができると、ライブやコンサート音源などを継ぎ目なく再生することができます。また、曲と曲がエンドレスに繋がるMr.Children の「深海」のようなアルバムでは、ギャップレス再生なくしてはアーティスト側の意図したとおりに聴くことができません。

その他、コントロールアプリの動作が遅い(モッサリしている)のもいただけません。4曲表示しかできないにも関わらず、さらに曲を選択する動作も遅いとなれば、ネットワークオーディオを構築する意味すら感じられなくなってしまうでしょう。

 

そして、1番いただけないのは上記で挙げたコントロールアプリの操作性の悪さを(不具合と呼んでも差し支えないでしょう)、

 
ファームウェアで改善しようとする気概が見られなかったことです。

 

僕は疑ってしまいました。

パイオニアのソフトウェア開発力のなさを・・・。それともN-50が人気機種となってしまったものだから、ノンビリとあぐらでもかいていたのでしょうか(事実、CD-N500の発表後、N-50 はすぐさまコントロールアプリの操作性を改善するアップデートの予告を発表しました)。

僕は悩みました。ネットワークオーディオに手を出すのは早すぎたのだろうかと。

そんな悶々とした日々を送る中、ある日突然、朗報が舞い込んできました。

 

なんと、ヤマハが16万近い値段もするNP-S2000の廉価版を、6万~6万5000程度で発売するというではありませんか! 型番は YAMAHA CD-N500

 

僕は飛び跳ねました。もともとヤマハはネットワークには強い会社。そしてソフトウェア開発力もある。そんなヤマハから出たネットワークプレーヤーのコントロールアプリが使いにくいわけがない!!

N-50同様に、ハイレゾ音源(24bit/192kHz)が楽しめるのはもちろんのこと、ギャップレス再生も可能。さらに嬉しいことにはCDプレーヤーまでついてくる。CDプレーヤー付きに関しては賛否両論で意見が分かれるところだと思いますが、CDプレーヤーを1台も持っていない我が家にとってはそれすらも嬉しい誤算です。

そしてヤマハにしては珍しく、将来的に radiko への対応も予定しているとのこと。

AirplayこそできませんがDLNA再生が可能なら別にAirplayにこだわる必要もありません。

ヤマハという会社の安心感から考えても、試聴するまでもなく買いだと思いました。現状では、文句のつけようのない機種の登場に僕は心が踊りました。

 
ついに、ネットワークオーディオの時代がやってきたんだ!!


そして2012年12月1日。ヨドバシアキバで先行発売されたCD-N500を店頭で試聴し、僕にしては珍しく他機種との聴き比べなどをせず、二つ返事で持って買ってきました。そう、まさに発売日にCD-500 を購入したのです。購入金額は6万5000円でした(ポイント還元が10%)。

それではさっそく、CD-N500 の外観を見ていきましょう。以下写真は外箱です。

 

付属品は電源ケーブル、RCAケーブル、説明書、リモコン、電池でした。

 

いたってシンプルな外観です。高級感はそれほど感じられません。色はシルバーですが、のちにブラックも発売されました。

 

真横から見た外観です。重量は、5.25kg ほど。前面パネルには入力用のUSBポートがひとつあります。

 

背面もいたってシンプル。出力端子は、光デジタル1、同軸デジタル1、アナログRCA1があります。また、入力端子としてLAN端子が1ポートあります。

 

以上で、CD-N500 の購入レビューの紹介は終了です。

次回は、CD-N500用に購入したQNAP のネットワーク対応ハードディスク(NAS)について説明していきたいと思います。

 

CD-N500の発売日、わたしもヨドバシアキバに一緒についていってオットの背中を押してあげました。オットも喜んでいたみたいなので良かったです♪

 
 
 

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