導入のきっかけ/ネットワークオーディオの構築(1)
オーナーズブログ「ネットワークオーディオ構築編」について説明していきます。
僕には、マイホームが完成したら絶対に実現したいことがありました。
もともと音楽を聴くのは好きなほうでしたが、オーディオに関する知識は皆無。
そんな僕が、隣の部屋から絶えず生活音が聞こえてくる薄壁の賃貸アパートに、オーディオシステムを導入しようと思うはずもなく、劣悪なアパート環境が音楽をじっくり聴こうという気すら起こさせてくれませんでした。
また、マイホームにオーディオシステムを導入すると一体どれぐらいの費用がかかるのかもわからなかったし、家の費用もコストカットしていかなければならなかったので、打ち合わせ段階ではオーディオシステムを導入したい!とは口が裂けても言えませんでした。
それは、大工さんが建築中の我が家にmakita のポータブルラジオを持ち込んで音楽を聴いていたことがきっかけでした。
大工さんは、結構大きな音で聴いていたにも関わらず、スウェーデンハウス遮音性の高さゆえに外には音がまったく漏れていないことに驚いたし、なにより、リビングで音楽をかけると部屋のどこにいても聴こえてくる心地良さにすっかり魅了されてしまいました。
その時に僕は思いました。
ポータブルラジオでもここまで良く聴こえるのだから、高音質なオーディオシステムを導入して音楽を大音量・高音質で聴いたらどれだけ気持ちいいだろうか。
まさにこの日からでした。僕がオーディオのことを勉強し始めたのは・・・。
しかしながら、ひとつだけ気になることがありました。
それは、普段はパソコンで音楽を聴き、ネットワーク経由(NAS)で音楽を再生することに10年以上も慣れ親しんできた僕が、
ということ。いいや、きっと戻れないだろう。
ならば、ネットワークで音楽を再生する方法はないのだろうかと調べてみると、それがあったんです。しかも、まだまだ発展途上ではありますが、
心が踊りました。
ネットワークの構築にはそれなりに詳しいし、将来的なことも考えてリビングのテレビを設置する位置には有線LANの端子を設けてもらったので、ネットワークオーディオを構築できる環境は整っています(詳しくは、家庭内LANの先行配線(1)を参照)。
わざわざCDを交換して音楽を聴く時代は終焉を迎えたのです(僕の中では・・・)
いつしかCDに対する所有欲も薄れ、最近は滅多なことがない限り、CDは買わなくなりました。すべてレンタルで済ませてしまいます。
音楽を制作するアーティスト側からすればこのような考え方のリスナーが増えることは憂慮すべき事態なのかもしれませんが、リスナー側にとっては、好きな音楽をいつでもどこでもネットワーク経由で呼び出せるということは、とても素晴らしいことなのです。
そんなわけで、次回はネットワークオーディオを構築していくにあたって、機器の選定について詳しく説明していきたいと思います。