ピーリング設置工事、やるなら建築時の今でしょ!/暮らしのダイアリー
オーナーズブログ「暮らしのダイアリー」、第14回目の日記は、ピーリング設置工事は建築時に同時に行ったほうが良い理由について説明していきます。
スウェーデンハウスの魅力のひとつに、
我が家も縦張りピーリングを2箇所、腰壁ピーリングを2箇所設置しました。以下写真は我が家の階段吹き抜け部分の縦張りピーリングです。
こちらは玄関土間の腰壁ピーリングです。
スウェーデンハウスを選ぶ人は、パインの木に囲まれたピーリングの雰囲気に魅力を感じている方も多いと思います。
しかし、建築時には人生最大の莫大な資金を必要とするため、どれを削ろうかと費用削減対象として真っ先に矛先を向けられるのもこのピーリングです。
ピーリングはあったらあったでインテリアがぐんと素敵になることは間違いないのですが、
一言でいってしまえば「贅沢品」。
そして、ピーリングは取り付けたいけど初期費用は削減したい・・・どうしよう、そんな風に悩んでいるところに営業さんからこんな魔の誘惑(?)をささやかれることがあります。
確かに最初から100%完璧なものを求める必要なんてありません。後からできる工事なら入居後、資金の余裕ができたときに追加工事で設置してもいいんじゃないのかなと、打ち合わせ段階ではそんな風に考えが変わっていきました。
なので、我が家では絶対に取り付けたい場所を除いて、ピーリングの設置を見送った箇所が何箇所かあります。しかし、工事を後回しにしたことは大きな間違いであったことに入居後に気づくことになります。
なぜなら、
もちろん、費用が高くなるにはそれなりの理由があり、決してぼったくっているわけではなさそうです。
まずは、スウェーデンハウスリフォーム(旧スウェーデンハウスサービス)にピーリング設置工事の見積もりを依頼した時の費用内訳についてみていきましょう。
まず、見積もりを依頼した箇所ですが、書斎南側の壁の全面縦張りピーリングを見積もってもらいました(以下、設計図参照)。
この南側の面の縦張りピーリングにかかる費用内訳は以下のとおり。なんと、たかが一面の壁を縦張りピーリングにするだけで166,320円!もの費用がかかってしまいます。
建築時に同時にピーリング工事をしていれば半額以下・・・いや、半額よりもっと安い値段で工事ができたはず。それがなぜこんなにも高くなるのか。
その理由は上記費用の内訳を見てもらえば一目瞭然。
養生費、運搬費、産業廃棄物処理、諸経費など、建築時に同時に行なっていればほとんどタダみたいになる費用が、後付け工事になると別途費用として費用総額に重くのしかかってくるのです。この費用がなくなるだけでもマイナス57400円です。
さらには、建築時は値引き率というものがあります。家全体の料金に対し、契約時の値引き率がそのまま適用されるため、結構な額の値引きになりますが、後付け工事ではその値引き率すらもありません。
そしてもうひとつ忘れてはいけないことは、後付けでピーリング工事をやってもらうということは、建築時に壁紙クロスを貼ったのであればその費用も無駄になってしまうのです。
以上のことから判断すると、
もし、建築後になってどうしても後付け工事をしたくなったのであれば、割高感を少しでも減らすために複数箇所の設置工事を同時にやってもらうようにしよう。もちろん、そうすることで費用はまたあがってしまいますが、後付け工事で割高感をなくすには、ひとつの工事にかかる単価を減らていくしか方法はないでしょう。
因みに、以下の写真は2階ファミリースペースのドア腰板仕上げですが、入居後にキッチン勝手口のドアにも同じものを取り付けたくて、書斎部屋の縦張りピーリングと一緒に見積もりを依頼しました。
その腰板仕上げの費用内訳は以下のとおり。
このドアの腰板仕上げ、建築時に一緒に工事してもらえばせいぜい1万円程度のものなのに、後付けで工事してもらうとその3倍以上の36,000円もかかってしまうのです。36,000円もあったら良い椅子が1脚買えてしまいます。
ここでも書斎部屋の縦張りピーリング同様、後付けで工事してもらうと費用は明らかに割高になることがわかります。
運良くここを読んでいるスウェーデンハウス予備軍の皆さん、後付け工事は値段が高くつくことがわかったわけですからどうしても設置したい箇所があるのであれば、多少の無理をしててでも建築時にまとめて工事をしてもらうことを推奨します。
仮にピーリング設置工事に10万円かかるとして、それを35年ローンで支払うのであれば年間にして2857円、月々の支払いはわずかに238円増える程度です。
建築時は費用を削減しようと躍起になっているため、なかなかそういうことに冷静になって気づきにくいし、後付け工事をすればいいやと軽く考えてしまいがちですが、損得だけで考えたら先行工事で取り付けてもらったほうが費用はよっぽど安く済みますし、入居後の手間(家具をどかしたりなど)もなくなります。
現時点でスウェーデンハウスと打ち合わせ段階の方は、この辺りをよく考えて取捨選択を誤らないように気をつけてくださいね。
以上、これにて第14回目の「暮らしのダイアリー」は終了します。