外壁に付着した苔・藻を安全に確実に除去しよう/スウェーデンハウスのメンテナンス

2014年10月05日|外壁に付着した苔・藻を安全に確実に除去する方法の説明

 

オーナーズブログ「スウェーデンハウスのメンテナンス」、第3回目は外壁についた苔(コケ)や藻を安全にかつ確実に除去する方法について説明していきます。

 

スウェーデンハウスに入居してから早2年4ヶ月。我が家はまだまだキレイ…なんて油断していると思わぬところに小さな問題を見つけたりするものです。

今回説明する外壁についた苔・藻もそのひとつ。それは7月後半に起きた出来事でした。この年は6月半ば~7月後半にかけて雨が多く降り、湿度が高く蒸し暑い日が続きました。そんなある日、妻のわかなちゃんが、

 
家の東側に設置してあるエアコン室外機の裏の外壁に苔が生えてるんだけど・・・。

 

というのです。コケ!? んなバカなはずはない!

うちが採用した外壁サイディング、ニチハ製・コーラルストーンのモエンエクセラード21シリーズは雨で汚れを洗い落とすセルフクリーニング機能(ナノ親水マイクロガード)がついているし、塗膜10年保証もついている。

そんなに簡単に苔が生えてたまるものか!と思って見に行ってみると、ホ、ホントに付着している!外壁全体に付着しているのではなく、室外機の裏の外壁の一部分にのみ付いているのです。

これは正確にいうならば、「苔」ではなく「藻」。以下の写真で、エアコン室外機の裏の外壁の一部が緑色っぽくなっているのがわかるでしょうか。これはすべて藻です。

 

これはイカンと思い、家全体をチェックしたところ、スウェーデンハウス製のウッドバルコニーにも同様の藻の付着が確認されました。あいにく、こちらは写真に撮るのを忘れてしまったのですが、主にバルコニーの床部分(影になって陽が当たりにくい箇所)に藻が多く付着していました。

はて、入居してたかだか2年4ヶ月で苔や藻が生えるものだろうかと調べてみたところ、

 
陽当たりが悪い、湿気が多いなどの立地条件や地域性、環境の変化などの要因が重なれば築浅の家でも普通に藻は発生しうる

 

とのこと。

我が家で藻が発生したのは陽当たりと風通しの良くない東側にあるエアコン室外機の裏の外壁面ウッドバルコニーの陽が当たりにくい箇所に限定してのことでした。

ただでさえ家の東側はお隣さんの家の影で陽が当たりにくくなっているのに、そこにきて降雨の影響で高温多湿な日が続いたため、複数の要因が重なりあって藻の成長を促進させてしまっと推測できます。

同様の症状は築浅の近隣住宅の北側駐車場にも確認できました(こっそり覗いてきました・・・笑)。我が家がある地域は土地が真南・真北を向いており、ほとんどのお宅は真南・真北を向くように家を建てているため、南側の陽当りは良好ですが北側は陽があたりずらく、南面に比べたらジメジメしやすい条件が揃っています。

築浅であろうがそうでなかろうが、複数の外的要因が重なれば苔や藻が発生する可能性は十分にありうるということでしょう。

 

では、発生してしまった藻や苔をどのように「安全に」かつ「確実に」除去すれば良いのでしょうか?というのがここでの本題。

これはスウェーデンハウスよりも外壁の製造元であるニチハに尋ねたほうが適切な回答が得られそうな気がしたのでさっそく電話をかけて聞いてみました。

 
まず絶対に知っておかなければならないのは、毛の硬いブラシでガシガシこすってしまうと外壁面の塗膜を傷つけてしまう恐れがある!

 

ということです。塗膜保証が10年あるにも関わらず、デッキブラシ等で外壁塗膜を傷つけてしまったことによって被った損害はもしかしたらメーカー保障対象外となってもおかしくはありません。

そうならないためにも、ニチハの担当員から電話で得た以下の回答をまずは試してみてください。ただし、以下のことを実行して起きたいかなる損害も管理人であるとっしは一切責任を持ちませんのであくまでも自己責任で行ってください。

 

1. 軽度の藻であれば、JOYなどの中性洗剤倍量に薄めてスポンジや歯ブラシなどの柔らかめの素材でやさしくこする or 拭き取る

2. カビキラー倍量に薄めてスプレー等で噴霧する。その際、土台水切り等の金属に液が触れてしまうと腐食して錆びてしまうため、後でしっかりと水で洗い流す

3. 30 SECONDSワンステップ・スプレー・クリーナーで噴霧する。カビキラー同様、金属製のものには使えません。

 

この中から、僕は3番目のワンステップ・スプレー・クリーナーを使ってみることにしました。初めて聞いたという方も多いと思います。ネットショッピングではAmazonでも楽天市場でも販売されていますが、実店舗ではコメリが当商品を扱っているとのことです。

ワンステップ・スプレー・クリーナーは 30 SECONDS というニュージーランドの会社が開発した苔取り剤です。苔だけに限らず、カビ、地衣植物(菌類と藻類の共生体)、黒ずみなどの除去及び再発防止の為に開発されたクリーナーです。

 

海外製の薬品ということで本当に使っても大丈夫なのかな?と最初には不安に思っていたのですが、ニチハ担当員の話によると、

 
ワンステップ・スプレー・クリーナーは、日本窯業外装材協会で推奨している商品なんだそうです。

 

ふむふむ、推奨製品ならこれを使わない手はありません。後のメンテナンスを簡易化するためにもさっそく購入してみました。

ワンステップ・スプレー・クリーナーには濃縮タイプ5倍希釈タイプの2種類があります。苔や藻の付着が広範囲に及んでいるのであれば業務用の濃縮タイプ、局所的に使うのであれば5倍希釈タイプを選びましょう。

 

我が家は外壁のごく一部分に藻が付着しているだけなので5倍希釈タイプを選びました。これならそのままスプレーを噴きかけるだけの簡単作業で済みます。

それではさっそくワンステップ・スプレー・クリーナーを外壁部分に吹きかけてみましょう。

 

方法は簡単。

ワンステップ・スプレー・クリーナーを藻が付着している箇所に十分に湿るように噴霧し、あとはひたすら待つのみです。水洗いは不要です。ワンステップ・スプレー・クリーナーは遅効性の薬品のため、効果が現れるのに日単位の時間がかかります。

吹きかけたあとは、付着物が自然に枯れ剥がれ落ちるのを待ちましょう。我が家では吹きかけたあとに出かけてしまったので、10時間後に帰ってきてからもう一度様子を確認してみました。それが以下の写真です。

 

もう一枚、斜めアングルからの写真です。

どうでしょう!かなりキレイになっているのがわかりますか?

 

実際には上の写真の状態でもまだ緑っぽいところが残っているのですが、3日後にもう一度見に行ってみると、うっすら緑がかっていた箇所もキレイサッパリ消えてなくなり、藻を完全に除去できたことを確認しました。

ワンステップ・スプレー・クリーナーは木材にも対応しているのでスウェーデンハウスのウッドバルコニーにも同じ手順で吹きかけてみたところ、外壁のときと同様、数日後には完全に除去することができました。

 

いやー、一時は高圧洗浄をしなきゃダメなのかな?とか、でも高圧洗浄してかえって外壁を痛めたらヤダなぁとか思っていたので、ワンステップ・スプレー・クリーナーを噴きかけるだけで藻を除去できたのは素直に嬉しい限りです。

我が家の場合はたまたま「藻」の例でしたが、他の人のレビューを見る限りでは「苔」に対しても効果がバツグンであることは間違いなさそうです。

皆さんも、外壁に苔や藻が発生してしまったら是非、ワンステップ・スプレー・クリーナーを試してみてください。

 

 

外壁に苔や藻が付着したら毛先の硬いブラシでは絶対にこすらないように!自然に落としたいならワンステップ・スプレー・クリーナーがオススメです♪

 
 

総計 総計
昨日 昨日
今日 今日