3ヶ月点検/スウェーデンハウスのメンテナンス

2012年6月30日|3ヶ月点検について

 

オーナーズブログ「スウェーデンハウスのメンテナンス」、第2回目は3ヶ月点検について説明していきます。

 

スウェーデンハウスでは、ヒュース・ドクトル50でも説明している通り、入居後10年目までの間に全7回の定期点検があり、その初回点検が3ヶ月点検になります。

定期点検は、スウェーデンハウス株式会社が行うわけではなく、スウェーデンハウスの完全子会社であるスウェーデンハウスリフォーム(旧スウェーデンハウスサービス)が行ないます。

なので、建築当時にお世話になった営業さんや設計士さん、現場監督さんの手を離れて、スウェーデンハウスリフォームの社員がメンテナンスを担当することになります。なお、3ヶ月点検をしてもらった当時は、まだスウェーデンハウスサービスという社名でした。

 

点検終了時には以下写真のような点検記録を渡してくれるので、どこをチェックして、どんな不具合があったのかが一目でわかるようになっています。

 

まず、我が家の担当をしてくれたH氏が家の外観をぐるりと見て回ってくれました。これは建物外部をチェックしてくれています。主にどういう点をチェックしているのかというと、

 

・整地の状態

・基礎の表面、換気の状態

・外壁パネルの状態、傷、割れ、雨水侵入の有無

・バルコニーの柱、経年劣化

・屋根の瓦の状態、板金、雨水の状態

です。

 

これらは全て目視で確認します。メンテナンス担当のH氏は単眼鏡を持ってそれらの項目をチェックしていました。建物外部は特に異常なしでした。まぁ、入居3ヶ月で異常があったらそれはそれで困りますが・・・(笑)。

 

次に家の中、建物内部をチェックしていきます。

建物内部で点検する項目は以下のとおりです。

 

・ドア・窓の開閉状況、パッキンの状態、給油状況

・収納家具の開閉状況、隙間

・クロスの貼りの状態、汚れ、傷

・幅木、廻り縁、ピーリング等の木部

・階段の段鳴り、傷

・フローリング、畳、不陸など

 

まず最初に、僕たちが入居後に気になっていた玄関ドアが地面に擦っている件を指摘しました。スウェーデンハウスの玄関ドアは非常に重いので、次第に下がってくることがあるのだそう。これに関しては後日、直しにきてくれるとのこと。

その後、窓やドアをひとつひとつ丁寧にチェック。窓やドアの開閉状況や給油状態を確認していきました。開閉が固い窓には油(KURE556)を差していってくれました。

具体的には窓のノブの下部に小さな穴があって、そこへノズルの先を差し込んで油を挿します。油を差したらすかさずウエスで拭き取り、そのあとはノブをカチャカチャと動かして潤滑剤をなじませます。

窓のドア金具の手入れは年に1度を目安に、ハンドルの根元、窓の下部、側面の穴、チャイルドロックの金具などに潤滑剤を吹き付けます。これに関しては、引き渡し時に手渡される「住まいの手びき」に詳しくその方法が掲載されています。

 

次に、バルコニードアの点検です。バルコニードアの上のレールには年月とともに埃が溜まっていくので、エアダスターをレールにふっかけて砂埃を除去します。

逆に、室内の折戸(フォールディングドア)や引き込み戸(ポケットドア)には油を使ってしまうと返って埃を引き寄せてしまうので、シリコンスプレーを使うように指示されました。

 

担当さんが使用していたシリコンスプレーは、KURE 製のシリコンルブスプレーでした。200円~400円台ほどで購入できます。

 

ドアと窓のメンテナンスが終わった後は、天井点検口の点検です。天井点検口は、建築時に天井ブローイング工事(綿状の細かい断熱材を敷き詰める工事)を見ることができなかったので、今回の点検で覗かせていただきました。

東日本大震災の時に購入したヘルメットをかぶっていざGO!

 

天井の写真です。断熱材が隙間なく敷き詰められています。厚みは300mmです。

 

次に床下点検口の点検です。

担当さんは不織布の作業着を着て、タオルを頭に被り、ヘッドライトを装着、口にはマスクをつけて果敢にも床下に潜って行きました。

 

関東のスウェーデンハウスは基礎部分に防湿コンクリートがあるので床下点検もそれほど大変ではないのですが、北の方のスウェーデンハウスでは基礎がコンクリートで覆われていないのでとにかく砂埃が舞って大変なんだそうです。

 

担当のH氏が潜り込んだあと、僕も興味本位で中を覗きこんでみました。頭を逆さにしての写真撮影だったので、頭に血がのぼってこれまた大変でした(笑)。

以下写真は、キッチン側の方向を撮影したものです。架橋ポリエチレン管(以降、樹脂管)が見えています。素人目に見ても、かなりキレイな状態だと言えるでしょう。

 

玄関側を撮影してみました。こうしてみてみると防湿コンクリートがあるとはいえ、結構、埃がありそうな感じはします。

 

その他、付帯設備の点検として以下の項目をチェックしました。

 

・キッチン、洗面所、トイレの水漏れ、臭気、換気扇、排水

・トイレの便器固定

・浴室の排水、手摺り固定

・電気関係のコンセント、スイッチ

・24時間換気扇、外部フードの状態

・ビルトイン式食洗機

です。

 

不具合があった点としては、2階ユニットバスの窓のコーキングに少し隙間ができていたのでこれも次回、補修に来てもらうことになりました。

以上で3ヶ月点検は終了。僕たちがいろいろと質問していたというのもありますが、点検には約3時間ほどかかりました。

この日、担当さんに教わったメンテナンス方法は、引き渡し時にいただく「住まいの手びき」にも記載されています。

 

具体的なお手入れ方法からちょっとした小ネタまで幅広く載っているので一読しておくことをオススメします。

 

そんな感じで、次回の点検は3ヶ月後の6ヶ月点検

今回、メンテナンスを担当してくれたH氏は、我が家に3ヶ月点検に来てくれたあと早々に異動になってしまったらしく、次回の6ヶ月点検はまた別の方が来てくれるそうです。

以上、これにて第2回目のスウェーデンハウス3ヶ月点検は終了です。

 

メンテナンスの方には点検してもらう以外にも日頃の疑問を聞く良い機会でもあるので、わからない点はメモしてとり溜めて置くようにしよう!

 
 

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