フレッツ・テレビ導入のメリット/フレッツ・テレビでアンテナ要らず!

2014年1月26日|フレッツ・テレビの導入についてメリット・デメリットを探る

 

オーナーズブログ「暮らしのダイアリー」、第16回目の日記は、フレッツ・テレビの導入にあたってのメリット・デメリットを説明していきます。

 

我が家、入居してから1年10ヶ月目にしてようやくフレッツ・テレビを導入しました。

 
フレッツ・テレビとは、アンテナ要らずで地デジやBSデジタル放送が見られるNTTとオプティキャストが提供する映像サービスのことです。
(2014年2月時点で月額利用料682円)

 

もともとテレビアンテナが家の美観を損ねると考えていた僕は、家を建てる際になんとかしてアンテナを設置せずに低価格で地デジが見られるようにする方法はないものかと模索していました。

僕たちがマイホームを建てた地域は新興住宅街ゆえにケーブルテレビも通っておらず(通っていたとしても月額料金が高い)、建築当時はNTTのひかりTVが最も現実的な選択肢でした。しかしながら、ひかりTVの番組を録画をするにはNTTが用意する専用のチューナー兼レコーダーを月額525円だかでレンタルするか、もしくは購入するかしなくてはなりませんでした。

これではまさしくNTTの思うつぼだと思い、ひかりTVは泣く泣く諦めました。

そして、もうひとつの選択肢として「フレッツ・テレビ」もあったのですが、

 
残念なことに当時、茨城県全域でフレッツ・テレビは未提供エリアだったのです!

 

そのため、我が家はやむなく屋根に地デジアンテナを設置しました。それが以下の写真。

 

あれから1年半の月日が経ち・・・2014年9月17日。

 
ようやく茨城県の一部地域でフレッツ・テレビの提供が開始され、我が家もその提供エリア内に含まれることになりました。

 

いまさら遅いのだー!とは思いましたが、それでもやはり682円という低価格料金で地デジの他、BSデジタル放送まで見れてしまうのは非常に魅力的。さらに、どうしても見たい番組があればオプション料金を払ってスカパーまで見れてしまう。これはオイシイ

とりあえず、地デジアンテナはすでに設置してあって電波でテレビを見ることができているため、急ぐこともあるまいと思って数ヶ月様子見をして、2014年に入ってようやくフレッツ・テレビに加入することになったのです。

 

さて、ここからが本題です。

いま現在、設計の打ち合わせ段階中の施主さん、もしくは現在建築中だという方には今後のプランを変えるきっかけになるかもしれません。もしフレッツ・テレビを導入したら、どういったメリットあるいはデメリットが生じるのかを解説していきましょう。

まずは、家の建築前も含めたフレッツ・テレビ導入のメリットを箇条書きにすると、

 

1. 地上デジタルはもちろんBSデジタル放送も見られる

2. フレッツ・テレビならアンテナ要らず!

3. BS/CSアンテナも不要!

4. ブースター設置が不要!

5. 壁付けのBS/CSアンテナ端子の設置が不要になる!

6. 屋外のBS/CS引き込み口の設置が不要!

7. 天候に左右されず、安定した画質の映像が見られる

8. 機種やメーカーを問わず市販レコーダーで番組録画できる

 

といったメリットが挙げられます。

まず、フレッツ・テレビに加入するとインターネット用に使うフレッツ光のONU(回線終端装置=型番V-ONU)が同軸デジタル端子の付いたONU(型番GV-ONU)に変更になるので、テレビ映像はすべてその同軸端子付きのONUを通って家中に配信されます。

 

これが我が家に設置してあるフレッツ・テレビ用のONU(GV-ONU) です。フレッツ光用のV-ONUとほぼ同じサイズで、わずかに重量が増した程度です。

 

GV-ONUの裏側をみてみると、LANケーブルと同軸ケーブルの2本のケーブルが繋がっているのがわかるでしょうか。通常、インターネット(フレッツ光サービス)しか契約していなければ同軸ケーブル端子が付いていないタイプのV-ONUを使っているはずです。

 

このフレッツ・テレビ用のGV-ONUを使うことによって地デジアンテナ、BS/CSアンテナを設置する必要がなくなります。さらには室内の壁付けプレートのBS/CS用のアンテナ端子も付ける必要がありません。テレビ端子さえあればフレッツ・テレビは見られます。

 

また、屋外のBS/CS引き込み口の設置も必要がなくなります。

以下写真は、我が家の2階バルコニーに設置してもらったBS/CS引き込み口です。BSデジタル放送をアンテナで受信する場合はこの引き込み口からパラボラアンテナを取り付けるわけですが、フレッツ・テレビなら地デジ受信用の引き込み口だけあれば十分です。

 

なぜ我が家がこのBS/CS引き込み口を設置したのかというと、マイホーム建築当時はフレッツ・テレビは提供エリア外で選択肢になかったので、将来的にBS/CSに加入したいとなったときに備えて隠蔽配線だけはしておく必要があったからです。

ところが、フレッツ・テレビが提供エリアとなった今、もはやこの引き込み口はなんの役にも立たず、無用の長物となってしまいました。残念・・・!

 

その他、特に費用が高いのは地デジアンテナです。あれって結構なお値段するんですよね。

我が家ではわざわざ高感度対応の地デジアンテナを取り付けたので工事費込みで4万円近い値段を払って取り付けました。建築当時にフレッツ・テレビが提供エリアだったら絶対に設置していなかったでしょう。

 

参考までに、我が家の分電盤内の配置図を以下写真で紹介しておきましょう。ONUに接続した同軸ケーブルから分配器へ、分配器から各部屋へと映像が流れます。

フレッツ・テレビ用のGV-ONU はもともと信号強度の高い機器らしく、わざわざ信号を増幅させる必要がない、つまりは各部屋に映像を配信するにあたってブースターが不要になります。ブースターを間に挟むとかえって信号強度が強くなりすぎて映らなくなるおそれがあるとNTTの工事担当員に言われました。

各部屋に分配したあとは、テレビだけでみる場合とレコーダーを使う場合とで配線方法が異なります。テレビだけで見るならば分配器は必要ありませんが、レコーダーもかます場合は地デジ用の同軸ケーブルとBS/CS用の同軸ケーブルを分けて接続する必要があるため、2分配器と必要な本数の同軸ケーブルが必要になります。

詳しくは、NTT西日本公式サイトの「フレッツ・テレビの接続方法を動画でご紹介」にてわかりやすく解説してくれているのでそちらを参照してください。

ちなみに、僕が購入した分配器はHORICのアンテナ2分配器です。約700円ぐらいでした。同軸ケーブルもこれを機会にすべて地デジ対応のものに交換しました。購入した同軸ケーブルはこちら。NTTが推奨するタイプのケーブルではありませんが、安いし、よく映るし必要にして十分です。

 

 

次に、フレッツ・テレビに加入することのデメリットを考えてみると、

 

加入している間は、月額利用料を払い続けなくてはならない
(なお、初期費用としてオプティキャストの施設利用登録料/2,800円はかかる)

地域によって見られるチャンネル数が異なる(首都圏優遇)
(北関東エリアでは放送大学、TOKYO MXなどが見られない/2014年2月時点)

分配器・同軸ケーブルは各自で用意しなくてはならない

 

ということぐらいでしょうか。まぁ、月額利用料といっても682円ですからスマホのパケ・ホーダイ料金に比べればかわいいものです。もちろん、チリも積もれば山となるのですが・・・。

地デジアンテナの設置に工事費も含めて4万円かかったとして、フレッツ・テレビの月額利用料682円を払い続けると約61ヶ月=約5年で同額となります。いま現在、マイホームを検討中もしくは建築中でフレッツ・テレビの加入を検討している方は、まずはモノは試しで加入してみるのもアリなのではないでしょうか。

気に入らなければあとから解約すればいいだけです。フレッツ光を利用している方なら、「にねん割」サービスで以前よりもフレッツ光利用料が700円安くなったので、その割引された分をフレッツ・テレビの料金で相殺していると考えればそれほど損した気分にならないのでは・・・。

まぁ、そんなフレッツ・テレビ推しの我が家もいつまで加入しているのかはわかりませんけどね(笑)。とりあえず、いつでも解約できるように一度設置したアンテナは撤去せずに付けたままにしておきます。本当にいらないなと判断した時に撤去しようと思います。

以上、これにて第16回目の「暮らしのダイアリー」は終了します。

 

 
 

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