陶器製洗面器のザラついた頑固汚れの落とし方/暮らしのダイアリー
オーナーズブログ「暮らしのダイアリー」、第8回目の日記は、陶器製洗面器についたザラついた頑固汚れを落とす方法を紹介します。
我が家は、1階のオープンな場所に洗面ボウルを設置しています。魅せる洗面所として、敢えて玄関からも見える場所に設置しました。それが以下写真のセラトレーディング(FLRL44L)です。
この洗面ボウル、オシャレで洗練されていてとても気に入っているのですがひとつだけ難点があります。それは写真を見てお分かりの通り、洗面ボウルの底がほとんど平ら(フラット)になっているので水はけがあまり良くないのです。
水はけがよくないということは洗面ボウル内に水滴が残った時間が長くなるので、
さらに悪いことに、僕たちが住んでいる地域の水道水は赤カビが発生しやすい水質で、近隣住民も赤カビに悩まされているお宅が多いのです。しかし、入居してすぐの頃はそんなことは知らないから、洗面ボウルを使ったあとに水滴を拭き取ったりはしていませんでした。
すると入居して三ヶ月後・・・。
洗面ボウルに水垢や輪染み、赤カビが見られるようになりました。赤カビ程度なら中性洗剤やカビキラーで簡単に落ちますが、硬くなってしまった頑固な水垢は激落ちくんなどのメラミンスポンジでこすってもそう簡単に汚れが落ちるものではありません。
そのうち対策しようと放置していたら、硬質化した水垢部分に汚れがたまって黒ずみが発生し、より一層汚らしくなっていきました(以下写真)。
「このままではまずい!なんとか対策を施さないと!」と思い、まずは中性洗剤の「お風呂のルック」で試してみたところ、すでに硬質化してしまった水垢に対しては中性洗剤ではまったく歯がたちません。
そこでネットで検索してみたところ、クエン酸で溶かすと汚れが落ちやすいとのことだったのでさっそく試してみました。
方法としては、クエン酸小さじ一杯に水200mlを加えてよくかき混ぜます。その後、洗面ボウルの上にティッシュペーパーに含ませたクエン酸で小一時間ほど漬けておきます。期待に胸をふくらませて1時間後にティッシュペーパーをめくってみると・・・ま、まったく溶けていないー!!なんて手強い水垢なんだろう!
どうしようと思ってまたネットを検索していると、最後の手段、
そこで見つけたのが、TOTOから発売されていた「トイレのクリーナー」。液体成分で洗面ボウルに適量を垂らして布でこすって汚れを落とすというもの。ミクロ研磨なので、目に見えるキズはつけずに水垢を除去できるとのこと。よし、買おう!と思ったのですが、なんとこの商品はすでに生産中止しているらしい。
現在は、同じくTOTOの 蛇口まわりのクリーナーに置き換わっているのですが、こちらはまだ使用したことがありません。
そしてさらに検索を続けていると、「ダイヤモンドパッドH 超強力ハードタイプ」というものを見つけました。 鏡の研磨にはすこぶる評判が良いダイヤモンドパッドS と 陶器・タイルの頑固汚れに強いダイヤモンドパッドH の2種類が販売されています。
今回購入したのは、陶器・タイル用のダイヤモンドパッドHのほうです。
さっそく洗面ボウルに栓をして陶器内に薄く水を張ります。その後で、ダイヤモンドパッドH で洗面ボウルを優しくこすっていきます。洗面ボウルに水を張らなくても水を出しっぱなしの状態にして、ダイヤモンドパッドHに水を含ませながら研磨しても大丈夫です。
最初は砂のようにジャリジャリと鳴っていた音が次第にシャリシャリという音に変わり、汚れが削れてくると音はほとんどしなくなります。
しかし、ダイヤモンドパッドH は強力な研磨材なので、強くゴシゴシとこすってしまうと陶器にキズが入ってしまいます。だから優しく研磨してあげなくてはいけません。軽くこするだけでも十分に削れます。
研磨するときのコツとしては、陶器にムラができないように、
丸い洗面ボウルの場合は、内周から外周へ円を描くように研磨していけば、研磨キズはほとんど目立ちません。縦に横にと縦横無尽に研磨してしまうと薄いスリ傷が目立ちやすくなるので注意しましょう。
最期の仕上げとしてオススメしたいのが、撥水・防汚れコーティングの洗剤能力です。ホテルなどの水廻りの清掃後のアフターケア用に開発されました。
水垢ができるたびにダイヤモンドパッドH で研磨していたら洗面ボウルについた薄いキズから汚れが付着しやすくなるし、洗面ボウルのツヤも失われていってしまいます。
そこで、ダイヤモンドパッドHで研磨した後に撥水コーティングを施すことでのちのメンテナンスの手間を軽減させます。この撥水コーティングを塗布することで、水垢が溜まりにくなり、洗面ボウルを常にキレイな状態に保つことができます。
個人的な感想としては、持続力は約2週間~3週間ほどでしょうか。かなり水を弾くので塗布した直後はその効果をかなり実感できます。水が弾かなくなってきたなぁーと感じたら、撥水コーティング剤を再塗布してください♪
こまめに掃除していれば驚くほど汚くはなったりはません。時々しか掃除しないから汚くなっていくのです。皆さんも水廻りのお掃除はこまめに行っていきましょう。また、ここで紹介したような撥水コーティング剤などを使って、メンテナンスの手間を軽減させましょう。
この洗面ボウル事件以来、僕は水まわりの掃除に関してはかなり敏感になりました。
いまでは、お風呂からあがる際は、鏡、カラン、洗面台、窓廻りなど、水が溜まりやすい場所はマイクロファイバー製の布で拭きあげてから出てきます。排水口の髪の毛もこまめに取り除き、暇さえあればカビキラーをふっかけるようになりました(笑)。
これにて第8回目の「暮らしのダイアリー」は終了します。